[ROCK'N ROLL DIARY]

2003年4月30日
 HOT WAVEの収録。今回のゲストは、ディスパーズレイとMoi Dix Mois。最近、車の中でいつもMoi Dix Moisを聞きまくってるわたしと、やはり彼らにかなりハマッている王子風間コンビにだけに、司会陣のテンションは高い、高い。だが、いつも自分の世界を貫いているMANAさま(いっさい、お声をお発しにならない)をはじめ、JukaくんもKazunoくんもしっかり独自のスタイルを持っていた。でも、その中にもチラッと素顔の魅力が出ているので、是非、みなさま、見てくださいな。なかなかああいう彼らを見るチャンスは、ないと思うから貴重だよーん。
 夜、真矢くんのイベントHEAVEN'S PARTYを見に、リキッド・ルームに行く。真矢くんの新しいバンドwith Melodyのお披露目とか、ゲストにSUGIZOくんも登場して、盛り上がっていたよ。でも、またまた夜の歌舞伎町にやられたわたしは、終演後、即帰宅……と思っていたら、新宿駅に着いたところで「下北沢でHIROと漫画家のシマあつこさんが飲んでるから、来ない?」というタイミングばっちりのメール。チラッと顔を出して、いい感じで飲んで、平和に帰宅。
2003年4月28日
 ミカリンのうちの猫たまちゃんの出産が近づいたので、ウラン用のゲージを貸してあげることになり、近所の喫茶店で待ち合わせ。ミカリンの自転車の荷台にでかいゲージをのせて、二人で押して家に帰る姿は、リヤカーに荷物を乗せて夜逃げする美人姉妹みたいに見えたかもしれない(笑)。
2003年4月27日
  仕事の合間をぬって、ディスパーズレイのライヴを見に行く。日曜日の歌舞伎町は、ちょっと不気味だった。
2003年4月26日
 Jのツアーファイナルを、日比谷の野音に見に行く。だが、行く途中、茶髪サングラス女の運転するベンツに追突され、そのうえ、嘘をつかれて逃げられてしまう。別に怪我もないようだし車もそれほど壊れてなかったのでとりあえず会場に向かったが、Jのライヴを見ているうちにフツフツと腹が立ってくる。ホント、彼のライヴを見ているといつもエネルギーが沸いてくるんだけど、この日は「このまま、ほっておくわけにはいかない」と、怒り+正義感のようなものが沸いてきた。結局、終演と同時に楽屋ではなく、警察へ。この顛末は、FREE TALKの「こういう人が、殺人犯になるんだ」を読んでください。
2003年4月23日
 劇団☆新感線のお芝居「花の紅天狗」を見に行く。6年くらい前に初演され、今回は再演だったにもかかわらず、途中まで同名の改訂版だと思ってみていたわたし。うう……この記憶力の悪さはいったい……(涙)。

2003年4月19日
 深夜に知り合いの家でテレビを見ていたら、BAHOのライヴをやっていて、思わず見入ってしまった。いいね〜、うまい、シブイ、カッコいい! なによりもcharさんがすごく楽しそうにギターを弾いている姿が、印象的だった。まだわたしがプロとしてお仕事をする前(つまり、ただの音楽ファンだった頃)、よくcharさんのライヴを見に行ったもんなぁ〜。きっとcharさんは、今、とても幸せなんじゃな
いかなって、ただテレビの画面を見ただけで、すごく思ってしまった。こういうミュージシャンの生き方って、カッコいいよねと夜中に熱く語り合ってしまったわ。
2003年4月18日
 深夜食取材で、ザ・ベイビースターズの浅見くんに話を聞く。なんと自分で味噌を手作りしたこともあるという浅見くん。一人暮らしをすることになったとき、お母さんから基本的な家事を一通り教わったんだって。今回も4人に取材してみて思ったことは、 みんなこだわりを持って、ちゃんと料理を作っているんだなぁ〜ということ。下手な女の子より、ずーっとずーっと料理上手なのは間違いない。今回の特集は、5月19日発売のザッピィ6月号に掲載される予定。今回もかなり面白い話満載だから、みんなも是非読んでね!
2003年4月17日
 今日は深夜食取材二本立て。まずはdrug store cowboyの有原くん。すごくよくしゃべってくれる人だったけど、昨晩、取材陣がもらったレシピ通りに作ってみた料理の写真を見て、開口一番「きたない!」とバッサリ。「料理は見た目なのに、こんなボロボロじゃ、お客さんにも出せない」としょっぱなから超辛口発言の連続だった。でも、歯に衣着せぬトークは、かなり面白かったよ。
 その後、ファナティック・クライシスのRYUJIくんの取材。こちらは一転してほのぼのとした人の良さがにじみ出るあったかインタビュー。彼は今でもびんぼーだと勘違いされるからか(?)、コンビニのおばちゃんが残ったお弁当をくれようとして、それを断れなくてなるべくお弁当が廃棄処分になるような時刻にはコンビニに行かないようにしてるんだそーな。うう〜、心洗われるような美談ぢゃ。
2003年4月16日
 深夜食のレシピを、ザッピィ副編集長N嬢のうちで作る会。一応、料理を作って写真を撮り、試食をするというれっきとしたお仕事なのに、焼酎なんか持ってるんるん♪とN嬢宅にお邪魔するわたし。でも、結局はこの企画に関わっている編集者とカメラマン計5人の、女だけの飲み会になっていた(笑)。で、このとき、テレビで新番組をやっていて、小雪という女優さんが出ていたのね。彼女の顔を見てつい、「この人、氾文雀に似ている」と口走ってしまったわたし。とーぜん、みんな、そんな昔の女優さんは知らない。いった瞬間にしまったと思ったのだが、もー後の祭りだったんだよね。ジェネレーション・ギャップをひしひしと感じた夜……(笑)。

2003年4月15日
 前回から新MC王子風間が登場したHOT WAVEの反省会&打ち合わせ。簡単にいうと、飲み会♪星子さんも一緒に、お好み焼き屋でビールをぐいぐい。でも、王子はお酒が飲めないの。残念だわ。
2003年4月14日
 ザッピィ2月号で好評だった企画「ミュージシャンの深夜食」第二弾の取材のため、午前中からキッチンつきスタジオへ。これは、「アマチュアで苦労している時代に、ミュージシャンが考え出したアイデアいっぱいのオリジナル料理を聞こう!」という趣旨の企画なの。第一弾に登場してくれたのは、yasu、HAKUEI、タダシ、SEEKという面々で、奇想天外な(?)オリジナル料理のレシピと、聞くも語るも涙のびんぼー話を披露してくれて、相当におかしかった。今回はわたしの得意ジャンルじゃないミュージシャンにも登場してもらおうと、この日はチン☆パラの学くん。フライパンを揺する手つきも堂に入ったもので、マジにおいしい創作パスタを作ってくれた。ちょうどお昼時ということもあって、期待に目を輝かせる取材陣もすっかり満足。がつがつとパスタを食べてるわたしたちを尻目に、「僕、片付けましょうか?」と最後まで礼儀正しい学くんであった。
 夜、95年ごろに製作された伝説のカルト映画「スーパー・カミング」を見に行く。たまたまこの映画の脚本と製作をしている人が知り合いだったので、「見たいよ〜」とお願いしたの。だって、オールナイトで併映されるのが「ロッキー・ホラー・ショー」、「ピンク・フラミンゴ」、「フリークス」と、B級カルト・ムービー大好きなわたしのココロをムチャクチャくすぐる映画ばかりだったんだもの。友達と期待に胸を膨らませて映画館に行ったんだけど……。とにかく画面が暗くて、セリフがよく聞こえなくて、悲鳴ばかり上げているヒロイン(?)の女性がちょっとうざくて、見終わる頃には結構ヘトヘトになっていた。好きな世界ではあったのだが……残念。
2003年4月10日
 うちでちょっと遅めの花見を行う。本当は目黒川沿いの遊歩道の満開の桜の下で酒を飲みたいと思ったのだが、寒いし、葉桜だし、最初から家飲みになった(つまり、ただの飲み会)。LADIES ROOM のNAOとかwyseのヨコリンとかのミュージシャン連中に、代官山のブティックの店員さんとか、いろんな職種の人が雑多に集まった不思議な飲み会だった。で、LADIES ROOMのインディーズ時代のビデオを発見した友達が、「見よう!」といいだしたのだが、NAOがかたくなに反対。結局、エクスタシー・サミットやD'ERLANGERとかのコアなビデオを見ることになり、ヨコリンがテレビのかぶりつきにずっと張り付いていた(笑)。それにしても、その日以来、貴重なLADIES ROOMのそのビデオが、見当たらないの……。パッケージだけは、あるんだけどね。もしかして、NAOが他の人に見られないように、もって帰っちゃったのかしらん???
2003年4月9日
 夜、SHAKEが焼酎を持って遊びに来る。彼はお正月のバカンスを、インドとタイで過ごしていたらしい。今年はバカンスとは無縁なわたしにとっては、うらやましい限り。でも、何かあったとき、お酒を持って話を聞きに来てくれる友達がいるということは、心強いものだ。

2003年4月7日
 久しぶりにPsycho le Cemu全員揃っての取材。で、Lidaくんが「BLUE AGAIN」の歌詞を書いたときのことを「美容院で窓の外を見ながら、歌詞を考えた」と発言して、DAISHIくんが「髪を染めてたんだよね」なんて状況フォローしてたのね。でも、しばらくその話が続いたあと、突然、DAISHIくんが「あれ、病院じゃなかったの?」というので、みんな「さっき、髪を染めてたっていうたやん」とビックリ。しばらくトンチンカンな会話が続いたあと、DAISHIくんはLidaくんが「美容院で髪の毛を染めながら、病院の窓から外を見てたときのことを思い出して、歌詞を考えた」と思っていたことが判明した。これには、一同、ひっくり返ったよ。なんで、わざわざそんな複雑なシチュエーションを考える?  しかも、今まで取材で何回もLidaくんがこの話をしたのに、毎回、ずーっとそう思い続けていたんだって。ううぅむ……DAISHIくんの思考回路って、常人離れしているかも(笑)。
2003年4月6日
 La' cryma Christiのライヴ。何回影アナが「本日の公演はすべて終了しました」といっても、鳴り止まない(というか、ますます大きくなる)アンコールはすごかった。さて、この日は観客にお誕生日大合唱をしてもらってたKOJIくん、終わってから「今日の主役だ〜」と冷やかしたら、「なんかオーシマさんと話をしてると、猫ににらまれたみたいに緊張する」と、わけのわかんないことをいわれた。それって、狼に睨まれたウサギみたいっていうこと? つまり、わたしが狼みたいに怖いといいたいのねっ! KOJIくんだって、育ちすぎの健康優良児すぎて、ウサギというよりはアザラシみたいだと思うんですけど……ふんっ。
2003年4月3日
 王子風間が連載を始めた雑誌KERAの「どうしたらつける? 音楽業界!!」というコーナーの第一回目ゲストで、王子風間にインタビューをされた。でもって、写真も撮りおろし。ライターなのになんでか赤いギターを抱えて撮影したんだけど、あれって変じゃないかしらん…… ちょっと心配。
2003年4月2日
 柳ジョージさんのCDのライナーノーツ用に、ジョージさんと赤坂泰彦さんの対談。片や20年以上も第一線で歌い続けている超ベテランのシンガー、片や洋楽邦楽何でもこいの売れっ子DJ、とーぜん、話も深い! 面白すぎ! なにしろ開口一番、「なんでミュージシャンのことをアーティストなんていうんだ」「自分のことをアーティストなんて思っているから、いいシンガーが育たないんだ」と、本音バシバシ、いいたいことをズバズバ。常日頃から自分のことをアーティストと呼ぶ人たちが大嫌いなわたしだけに、心の中で二人に大きな拍手を送ってしまった。さすがだ。やっぱ、わかってる人はわかってる。というか、ちゃんとやってる人だから、わかってるんだろうな〜。たまにこういう方々の取材をすると、いつもとは違った勉強させてもらってる気持ちになる。とてもとても興味深い話だったよ!
2003年4月1日
 ミカリンと近所の焼き鳥屋に行って焼酎を飲んでたら、「オーシマさんの日記を読んでる人には、わたしが彼氏もいない寂しい女だと思われているに違いない」とクレームをつけられた。たしかに、日記を見ると、なんだかしょっちゅう一緒に飲んだくれているみたいだかんね(というか、日記に書いてないことのが多いくらい…… (笑)。でも、本人がいうように、ミカリンにはとても素敵なダーリンがいます。わたしも一緒にごはんを食べたこともあります。飲んでるときの話題は、恋の話が多かったりします。だけど、こんなことHPにのせちゃうと、他の男にもてなくなっちゃうよぉ〜(笑)。

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