[ROCK'N ROLL DIARY]

2004年2月29日
 世田谷の梅祭りに行ったら、ちょっとの間、マイカーを妹の家の車庫前に停めておいたにも関わらず、駐禁をとられた。しかも、警察の対応がえらくタカビーで感じ悪く、かなりムカついた。普段はパトカーなんてまったく通らない閑静な住宅街で、道幅もかなり余裕のあるところなのに、お祭りの日曜日だから警察も「稼ぎ時!」とばかり頑張ったのかも。うかつであった。さようなら、15000円!
2004年2月25日
 HOT WAVEの収録。ゲストは、はじめましてのドレミ團とやぁやぁのプラ・トゥリ正&ブッチコンビだった。ブッチくんは、最近、2匹の愛猫と別れてしまったらしく、なんだかしょんぼりしていた。かなりの親馬鹿くんだったから、寂しいんだろーな。その気持ち、よくわかる……。でもって、MCの王子はこの日でおしまいだったの。次回から、セットの赤い薔薇はもう必要ないかもね。いつも王子の収録のとき、カメラに薔薇の花を飾ってるカメラマンさんも「この花、もういらないだろうから、持って帰ろうかな」といっていた。1年間、お疲れ様&ありがとうございました。
薔薇と美女(?)に囲まれた王子 今回で最後かもしれない(?)HOT WAVEのセット 番組スタッフが手作りしてくれた「-18-」のフリップを持つアシスタントの三島のどかちゃん
2004年2月23日
 JILSの取材。3月24日にリリースされるニュー・アルバム「YOUR SONGS」の取材だったのだが、毎度のことながら(笑)資料となる音源はまったくなし。なにしろエンジニアは俊介くんだし、自宅のプロトゥールスでほとんどの作業ができてしまうので、ギリギリまで完成しないのだそう。参考までにと持ってきてくれた製作途中のテープには、やっぱり歌が入っていなかった(涙)。「間に合うの?」と聞いたら、「うちはスタジオでやる普通のレコーディングと違って録りの順番もバラバラだし、まだ全然大丈夫ですよ」と、幸也くんは余裕の笑顔だった。そして、取材が終わった夜の8時、3人は「これからまたレコーディング。長い夜になりそうです」といって、やる気オーラを発散させながら去っていったよ。なんか会うたびに「徹夜した」とか「これから徹夜です」といってる幸也くん、身体には気をつけてね〜!

2004年2月22日
 YURAさまの取材。彼の半生を聞くというパーソナル・ロング・インタビューだったのだが、いやぁぁ、彼のポジティヴ思考はすごい。わたしもどちらかといえばポジティヴというか脳天気なほうだけど、彼のすべてをいいほうに転換してしまう思考回路には圧倒された。なにしろ中学の頃には、目があった女の子すべてが自分に惚れていると思い込んでたそうだから。そーとーの勘違い野郎なはずなのに、周りに嫌われないのはYURAさまの性格なんだろうなぁ……。いい話を聞かせていただきました。
2004年2月20日
 今日は、いろんなミュージシャンに会った。まず打ち合わせのためにESP学園に行ったら、地下のホールで紫苑がリハーサルをしていた。この間、ゲンちゃんにカレーを作ってもらったから挨拶に行ったら、プロデューサーのHATAKEさんもいた。その帰り、学園の入り口のところで、KUDOちゃん(アースシェイカー)とUMEちゃん(exジャクスン・ジョーカー)のドラマー・コンビに遭遇。二人は、今、バンド活動の他に学園の講師もやっているのだ。それから、渋谷に行ったら、西武の前の道でTATSUYA(exBLue−B)にバッタリ。投函しようと持ち歩いていたらしい初ソロ・ライヴのハガキを、手渡しでくれた。それから、NEVERLANDの初ライヴを見るためにクラブ・エイジアの前で友達をボーっと待っていたら、YOKOちゃんがやってきた。久しぶりにおしゃべりしていたら、そこにHIRO登場。その横をスーッと通り抜けていったのは、DAIGOだった。終演後、楽屋に行ったら、YASUがいて、帰ろうと思ったら階段にナッチンと大島くんがいた。なんかいろんな人といっぱいおしゃべりをした一日だった。
2004年2月18日
 蜉蝣の大祐くんの「新夜食」取材。ドレッドヘアの大祐くんはなんだかとても痩せていて、最初は一瞬、誰だかわからなかったくらいだった。でもって、語ってくれた貧乏話の内容もすさまじい。今までにこの企画で計12人のミュージシャンに苦労話を聞いたけれど、大祐くんはナンバーワン間違いない。聞くも涙、語るも涙……とは、このこと。詳しくは、来月発売のザッピィにて。そんな大祐くんはわたしの顔を見るなり「ロックンロール日記に載せてくださいよ〜」というの。「なんて載せるの?」と聞いたら、「彼女募集中です」だって。

2004年2月17日
 深夜食の取材で、ヨシノリくんに会う。オリジナル・レシピの取材というよりも、彼独特の食に対するこだわりや経済観を披露する話になり、取材趣旨とはちょっと違う気もするが、なかなか興味深い。焼肉が大好きなヨシノリくん、肉の部位はもちろん、切る人が変わってもわかるほどの通なんだって。その彼がいちばんおいしいと思う焼肉屋を聞きだしたので、今度、行ってみようと思う。楽しみだな♪
2004年2月16日
 ザッピィで不定期連載しているコーナー「ミュージシャンの深夜食」が第三回目を向かえ、取材が始まる。今日はキッチン・スタジオで実際に料理を作ってもらいながらの取材。
まずいちばん手は、仙台貨物の千葉くんである。原宿で撮影していたという千葉くんは、お尻丸見えのかなりセクシーな衣装のままスタジオに現れる。でも、なにしろあのメイク。向かい合って座ってインタビューをしたのだけれど、吹き出すのをこらえるので大変だったよ。
 続いては、アシスタントにヨースケくんを引き連れた紫苑のゲンちゃん。料理を作ってもらう撮影なのに、トレードマークの真っ白なスーツで現れ、汚れないかとちょっと心配になる。なにしろメニューは『鼻血ぶーカレー』というネーミングの、激辛カレーだったからね。出来上がった瞬間、「オーシマさぁぁん、早く食べてください!」と熱烈なラブコールを受けるのだが、作っているとき、何のためらいもなく一味唐辛子を丸まる一本カレールーに入れるのを見ていたので、恐る恐る一口だけ味見させていただく。でも、家に「世界でいちばん辛い」という触れ込みのデス・チリ・ソースを保持しているわたしとしては、想像よりは辛くなかった感じ。もちろん、口の中は火を噴きそうだったけどね。
 撮影取材が終わったあと、夜は久しぶりに中山加奈子ちゃんとごはん。たまたま加奈ちゃんにお仕事を頼もうと思っていた数日前、インターネットのニュースに「中山加奈子、結婚!」というニュースが出ていて、だったら打ち合わせがてらお祝いしようと飲みに行ったの。優しそうな彼氏と一緒で幸せそうな加奈ちゃん、でも、ロックンロールに対する情熱は昔と変わらなくて、元気いっぱいだったよ。加奈ちゃん、いつまでも永遠のロックねーちゃんでいてね!

2004年2月13日
 4月にイベントを行うRATSとJO:YAくん率いるINO HEAD PARKの対談。積極的によく話すINOチームと、まったりおとなしいRATSチームは、雰囲気がまるで正反対でおかしかった。ほとんど初対面だった慎一郎くんとJO:YAくんは実は同い年なのだそうだけど、慎一郎くんは「彼らに比べたら、俺たちって若さが全然ないですよね」と冷静に自分たちを分析していたよ。
 その後、場所を移動してKagrraの取材。彼らはこの日、テレビのコメント録りがあったとかで、全員が黒い着物姿であらわれた。でもね、取材中、白水くんが袖を肩までまくって白い肌を見せたり、裾を開けて美しいおみ足を露出したりしているのね。どーやら空調の効きすぎで暑かったらしいからなのだけど、インタビュー中に隣の席でそんなイロっぽいことされて、ついつい気になっちゃったよ。
2004年2月12日
 劇団☆新感線の「レッツゴー忍法帖」を見に行く。今回のお芝居は劇団公演なので、とことんお笑いに徹していて、とにかくネタの嵐だった。マイケル・ジャクソンからマトリックス、あややまでパロディてんこ盛り。その中でも(個人的に)大ウケだったのが、背中に大きなばってんを背負ったビジュアル系忍者ばってん不知火。池田成志扮する彼が歌う「紅の×(ばつ)」は一応オリジナルなんだけど、もぉ誰が聞いても出典が大わかりで大爆笑だった。いつもニコニコしてる演出の井上さんも、「『紅の×』の歌詞は、最高でしょ」といってたし。終わったら笑いすぎで、お腹ペコペコだった。
2004年2月8日
 カメラマンの三浦麻旅子ちゃんに誘われて、ピンク・フロイド・バレエを見に行く。人間の肉体って美しいなと思ったけれど、音がしょぼすぎて……(涙)。ロンドンでは生演奏で上演したと聞いて、なんとなくそれを想像してしまっていたので、ちょっぴり物足りなかった。陽気なオジサンという感じのローマン・プティは、アンコールに大喜びで可愛かった。「吹けよ風 呼べよ嵐」を、三回もやったのには、驚いたけどね。
その後、2人でモロッコ料理を食べに行く。実は、今年、モロッコ旅行を計画しているの。めちゃくちゃおいしかった〜。モロッコに行くのが、さらに楽しみになったよ。
2004年2月7日
 最近のお気にバンドMUSEを見るために、NKホールまで車を飛ばして一人で行って来た。ここ数年、せっかくチケットをとっても無駄にしてしまうことが多く、あまり外タレのライヴには行ってなかったんだけど、このバンドはとっても見たかったのだ〜。三人バンドなのに、圧倒的な音圧とスケール感は想像通りで、一人でもわざわざ行ってよかったと思ったよ。
 その後、H.Rカオスを見に来てくれたYUKIちゃんとごはん。「ダイエットしなくちゃ」といいながらビールやカロリー高そうなつまみを頼もうとするわたしに、「ビールより焼酎の方がいいですよ」「お餅はカロリー高いですよ」と、YUKIちゃんはいろいろとアドバイスしてくれた。こーいう人と一緒だったら、たくさん飲んでも太らないかな。あ、酒を飲んでたら、あんまり変わりないか……。
2004年2月6日
 HUSHのライヴ。ちょっとご無沙汰してたら、高瀬のヘアスタイルが完璧にモヒカン・パンクスになってた。とにかくツアーの多いHUSHさん、AKITOくんが「正直いってツアーはお金がかかるから大人はやりたがらないけど、俺たちはライヴが命だから自腹切ってやるんだ!」といったMCに、感銘を受ける。大人の世話になってお金出してもらって、文句ばかりいってるバンドたちに、煎じて飲ませたい言葉ぢゃ。人に協力してもらうのなら、相手の意見も聞く耳を持つべし。すべて自分たちの思うようにやりたいのなら、全部自分たちで責任を持つべし。HUSH、がんばれ!

2004年2月5日
 H.Rカオスの新作「人口楽園」の初日を見に行く。毎回、衝撃的な舞台を見せてくれる彼女たちだが、今回のテーマはかなりつらかった。「生と死」に真っ向から取り組んだ今回の舞台を見て、嫌でも父のことを思い出してしまったからである。妹も父の死を経験して、それを創作の原動力としてあの作品を作り上げたんだと思う。晩年、母と連れ立ってよくH.Rカオスを見に来ていた父は、難解な彼女たちの舞台を見て、いつも「みんな踊りが上手だなぁ」と素朴な感想を口にしていた。そんな父が今回の舞台を見たら、なんて感想をいっただろうか……。
2004年2月3日
 セカンド・アルバム完成と共に、解体宣言をしたSchwarz Steinの取材。前から2人の趣味志向の違いはなんとなく感じていたけれど、せっかくいい感じになってきてたのに残念だな。取材はいつもどおり淡々と行われたけど、同席したMANAさまは「仕方のないことだけれど、やっぱりちょっともったいないと思う」と本音を語っていた。それにしても、「解体」という表現は、いかにも彼ららしい感じがするけどね。
2004年2月2日
 AKIHIDEくんの新バンドNEVERLANDの取材。といっても、インタビューはAKIHIDEくんのソロだった。このバンドでは、曲も歌詞も書いて、自分でヴォーカルもとってるAKIHIDEくん。正直いって、驚いた。曲もいいし、世界観もいいし、なによりこんなに歌えるなんて! 思わず、まだTDもしていないデモ音源を奪うように持って帰ってきちゃったよ。それで、帰ってから、教えてもらった彼のHPを見て、またまたびっくり。自分で作った動画の絵本がアップされてて、これがまたすごく可愛くて癒されるのだ。一緒にラジオを半年間やってたけど、彼にこういう才能があるとはまったく知らなかった。「話したいことがいっぱいありすぎて」といいながらのマシンガン・トークは、いつもどおりだったけどね(笑)。HPアドレスは、http://www.akihide.com。みんなも、是非、見てみて!
2004年2月1日
 松田樹利亜ちゃんのライヴ。ギターは、もちろん、白田一秀。華麗な早弾きは健在で、とっても嬉しくなる。観客の歓声が、「白田〜」ではく、「RUDY!」だったのが、なんかおかしかったけどね。で、終わってから、久しぶりに打ち上げで白やんと飲んだ。ビールを飲むペースが超早いのは、相変わらず。なにしろ、注いだ次の瞬間に、コップは空になってるんだから(笑)。昔、24時間営業の居酒屋に3日間いた話とかしてて、「俺も、最近はすっかりおとなしくなったよ」なんていってたけど、別におとなしくなったわけではなく、昔が破天荒すぎたと思うのは、わたしだけだろーか。最近、おとなしくなったわたしは一軒目で帰ったけど(というか、打ち上げが始まるまでheathと飲んでたので、正確には二軒目なんだけどね)、それからとーぜんのごとくどこかに飲みに行った白やん、そのうしろ姿は昔のまんまだったよ

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