[ROCK'N ROLL DIARY]
2008.7.7.更新
2008年6月29日

 Kraのツアー初日を渋谷AXに見に行く。いただいた席は2階の最前列だったんだけど、1階がスタンディングになってる会場って、夏は2階のクーラーがかなりきついのね。毎年、わかっていることなんだけど油断して、この日も途中でメモしている手がかじかんでしまうくらいに……(涙)。あまりにも寒いので、アンコールは一階席で見ることにした。でも、ファンの方たちと一緒に、1階でライヴを見るのも新鮮でよかったな。1階は2階席とは雲泥の差で、とーっても暑かったしね(笑)。

2008年6月27日

 新人バンド、グレイシアの取材。沖縄出身で、曲の中に三線や沖縄音階が出てくる面白いバンドだ。個人的に沖縄音楽とか文化にとても興味があるので、ついつい「普通に生活している中で、三線の音って聞こえてくるものなの?」とか、質問しちゃった。

 その後、SCREWの取材。リリースがなかったので、ちゃんと取材するのはちょっと久しぶりだ。でも、みんな元気そうだったよ。迅くん扁桃腺の手術をして、丈夫になったといってたし(^−^)。ニュー・マキシ「Wailing Wall」は、また彼らの可能性を一つ広げたような3曲入りだよ!

2008年6月26日

彩冷える葵くんと、Bijuの撮影。あれー、なんで???ということは……?今回は、なんとお好み焼きを作ったり、大掛かりな(?)撮影だったよ。詳しくは、近日発表を待て!

キュートな葵くんと、キュートな(?)Bijuのツー・ショット
2008年6月23日

 この日は、座談会二本立て。

 映画「Attitude」出演者の座談会。GEORGEから「TOMMYちゃんがミュージシャンばかりが出演している映画を作ってる」という話は聞いてたんだけど、いよいよ完成間近ということでデモ盤をもらって座談会の前に見る。知ってる人たちがそのまんま映画に出てくるので、かなり面白かったよ。座談会出席者は、KEITH(ARB)JOE(G.D.FLICKERS)RYO&DEN(TEST.NO)井上篤(ニューロティカ)。座談会中でJOEくんが「ウォーリーを捜せ」状態といってたけど、ホントにいろんなミュージシャンがチラッチラッとあちこちに顔を出しているので、90年代のロック・ファンには、ストーリー以外にも楽しみがあるはず。個人的には、お酒のシーンには必ずいるという設定のPATAちゃんが面白かった。夏休みに公開予定なので、興味のある人は、是非!

 その後、麗くんのソロ・ショット撮影現場へ。特殊メイクにゴージャスな衣装を着た麗くんは、まるで別人みたいだったよ。撮影シーンを見て、最後にスタッフと麗くんの座談会をやるという仕事だったのだが、撮影は順調に押して(笑)、座談会が終わったら深夜12時。でも、アート・ディレクターやカメラマン氏は、涼しい顔して「思ったよりも、早く終わった」だって。力作の写真は、アリーナ別冊次号にて!


2008年6月22日

 終わったぁ〜!
 ようやくhide BIBLEの原稿書きが、すべて終了!
 一ヶ月以上も酒を飲まず、取材以外は家にこもっているうちに、気がつくとビールがおいしい季節になってるじゃないですか!
 わーい、羽根を伸ばすぞぉ!
 ……と思ったけど、レギュラーの仕事とか、他の原稿がいろいろ溜まっているので、羽根が伸ばせるのはもうちょっと先かな。
 ダイエットも突然やめてしまうとリバウンドするので、徐々に戻していかないとね!

 hide BIBLEを書いてるとき、いろいろ資料で昔の雑誌を読んでたんだけど、こんなページを発見!

当時、ミュージシャンの間で、物議を醸してたコピー。

 これ、すごくない(笑)。一応、全国発売の雑誌だよ。「エクスタシーの女王」って、知らない人が聞いたら、違う意味に誤解されちゃうよね。まぁ、事務所の人も入れないといわれたあの楽屋で、へーきでみんなとゲームしたりお弁当食べたりしてたから、そう書かれても仕方がないけど……。今となっては、なつかしいな〜!

2008年6月21日

 SUGIZOの取材。一週間のうちに2回もSUGIちゃんの取材だなんて、嬉しいにゃん。今回は彼のプライベート・スタジオにお邪魔した。ずいぶん前に来たことがあるんだけど、そのときよりも赤度が増したような……(笑)。

 今回は、ベスト・アルバム「COSMOSCAPE」の取材。う〜、このアルバム、すごいよ。よくアーティストが作品を作ったときに「魂をこめた」という発言をするけれど、このアルバムはまさにそんな感じ。聞いていると、宇宙、地球、自然、海、平和……というキーワードが自然と心の中に湧いてくるんだけど、単なるヒーリング・ミュージックじゃない。ラウドアバンギャルドトランスヘヴィネスと雑多な要素が混じっているのに、最終的に残るのはすごくピュアな一筋の光という気がする。ちょっと疲れたなと思う人、気持ちがすさんでる人には、超おすすめ。いや、それ以外の人も、聞いてみることをおすすめしたい。

2008年6月18日

 ギルガメッシュオー・イースト

 あ、メンバーが足までちゃんと見える!RYOくんのヘアスタイルが、元に戻ってる!と、ちょっと新鮮。メンバーとはいろんなライヴでちょくちょく顔を合わすんだけど、ステージを見るのは久しぶりだもんな〜。なんだかずいぶん大きくなった感じ。若いと、成長も早いのかな(笑)。

ヴィドールオー・イースト

 相変わらずカッコいいヴィドールさん♪ライヴ前に楽屋に行ったら、ラメたんに「ブログを始めたから、一緒に写真を撮ってください」といわれる。携帯写真なので、年齢不詳に見えるのが嬉しい。

ラメたんのブログ→http://ameblo.jp/vidoll-rametan/

 でもって、わたしも記念写真返しぢゃ。

あれ、一緒に写っているのは……?理由は、ふふふ、秘密だよーん

2008年6月15日

 hide BIBLEのインタビュー最後を飾るのは、SUGIZO!昼下がりの日曜日の銀座というまったく似つかわしくない場所で(本人談)、インタビューを行った。始まる前、SUGIちゃんが真面目な顔して「なんで、わざわざ取材なんかしてるんですか?」というのね。「大島さん、全部その場にいたんだから、今さら取材なんてしなくても書けるでしょ」だって。実は、同じことをKIYOSHIにもにもINAちゃんにもGEROGEにもいわれたんだけど……。PATAになんて、「てめー、その場にいたのに、知らないふりして聞くんじゃない!」と怒られたもんね(笑)。でも、こうやってあらためて話を聞くと、知らなかったり忘れてたりすることがいっぱいあった。それに、取材に答えてくれた人それぞれの想いがインタビューに詰まってて、本当に興味深い話ばかりだよ。

 毎回、取材に同席してくれた編集長も「インタビューが本当に面白いから、ページを増やしましょう」といってくれて、当初とはかなり構成が変更になった。ま、わたしの負担が大きくなるだけなんだけど、個人的にも本当に面白くてみんなに読んで欲しいと思うよ。

 でもってお馬鹿なわたしは、「テープ起こしも一から全部自分でやって、原稿を書きます」宣言に続き、「hide辞典も作りましょう」とさらに自分の首を締める発言をしてしまったの。インタビューの中に新しいファンは知らない言葉がたくさん出てくるので、「訳注をつけたほうが、読者はわかりやすいですよね」と編集長にいってたんだけど、ふと思いついて「訳注を拡大して、hide辞典にしましょう」といっちゃったの。さすがに編集長は締め切りが心配だったらしく、「あけちゃん、大丈夫?本当に書けるの?」と不安そうな目つきだったけど、「大丈夫、書きます!」と根拠のない自信を元に、つい胸を張ってしまった。あ……、他の仕事もあるのに(汗)。

2008年6月13日

ライヴ前にコメント収録をさせてもらうので、夕方からRa:INのライヴ会場に行く。開演ギリギリまで居酒屋で飲んでたりする彼らだけに、リハーサルが終わってからも楽屋でゆっくり。「今日はコメント録りがあるから、早めに支度してね」とメンバーに声をかけてくれてたMICHIAKIさんが、結局、仕上がりがいちばん遅かったのはちょっとおかしかった(笑)。

 Ra:INのライヴはいつもわりと長いので、この日はちゃんとスニーカーをはいて万全の準備。4人が戦ってるような音の洪水は、ホントに心地よかった。DIEちゃんが正式加入してからちゃんと見るのは初めてなんだけど(前回は途中からだった)、ビール片手にロックのグルーヴに身を任せて最高の気分。この日だけは原稿のこと忘れて、楽しませてもらった(^−^)。

 でもって、終わってからもついつい打ち上げに。ちゃんとお酒を飲むのは1ヶ月ぶりくらいだったけど、PATAちゃんともゆっくり話ができて楽しかった。お開きになってお店を出たら、もう明るかったよ。

2008年6月11日

 hide BIBLEのために、KIYOSHIにインタビュー。わたしは彼がhideのバンドに参加するずっと前から知ってるので、懐かしい話もいっぱい聞けたよ。黒い長髪のKIYOSHIは、かなり新鮮だったけどね。それにしても、彼も細い。メチャクチャ細い。うらやましい限りである……。

2008年6月10日

 久しぶりにアリス九號.の取材。忙しいときは週に一回くらい会ってた彼らだけに、こんなに会わなかったのは取材を始めて以来初めてかも。でも、いつものようにざっくばらん(すぎ?)で笑いの絶えないインタビューだった。
 将くんがブログに写真を載っけてたけど、取材が始まると事務所の方がすごくおいしそうなロールケーキを持ってきてくれた。でも、わたしはダイエット中だったので、見て見ぬふりして必死に我慢。その横で、パクパクパクパク嬉しそうに食べてる沙我くん。目の前にあるとどうしても誘惑に負けそうになるので、さり気に自分のお皿を沙我くんの前にスライドさせたら、彼は何の疑問も持たずに普通にまたパクパク食べてた(笑)。
 ペロッと4皿食べても、あのスリムな体型を保っているのは、どーして??秘訣を教えてほしーっっ!

2008年6月9日

 hide BIBLEのために、バックステージ・プロジェクト社長の杉本氏を取材。スタッフの入れ替わりが多かったX JAPANの周りで、インディーズ時代から現在まで一貫して彼らのライヴを支えてきた貴重な人物である。東京ドーム復活ライヴの3日目、TOSHIがステージから彼の名前を呼んでいたので、覚えてる方もいらっしゃるかもね。でもって、わたしにとっては、まだ音楽のキャリアをスタートさせる前の学生時代、同じ店(新宿のロック喫茶ローリングストーン)でバイトしていた仲間という古い友人でもある。メディアの取材を受けるのはほぼ初めてという彼だけに、貴重な話がいっぱい聞けたよ〜!


2008年6月8日

 アメリカでのライヴも大好評だったVersaillesの、記念すべきファースト・アルバムの取材。でもね……、渡米前にもらったCDRには歌が入ってなくて(つまりインスト!)、12曲収録予定なのに10曲しかなくて、アルバム・ジャケットの曲順表と照らし合わせても、どーも曲順が違うっぽい。取材前日にもらった歌詞カードとにらめっこしたのだが、なにしろ歌が入ってないのでどの曲がどれなのかさっぱりわからない。最初はパズルみたいな感覚で曲当てをしようと思っていたのだが、断念。こんな状態でアルバム・インタビューに臨むのは、かなりめずらしいわ(笑)。

 LAから帰国したばかりのメンバーは、帰国日にそのまま寝ずに準備して、翌日群馬でPV撮影を行ったという。「みんな、ちゃんと生きてるかしら」と心配だったけど、意外にも元気で顔色もいい。取材も率先して曲解説などしてくれて、かなりエネルギッシュだった。やっぱりいい作品が出来上がりつつあるので(現在進行形)、みんな嬉しいんだろうね。いや、人間じゃないから(薔薇の末裔だから)かな(笑)。取材後も、最後のレコーディングをするといってたけど、完成が楽しみだなぁ〜!

2008年6月7日

 ファンクラブのお仕事をさせていただいているので、定期的に見ている柳ジョージさんのライヴを関内に見に行く。ツアー・ファイナル、しかも地元だけあって、会場はソールド・アウトで超満員。わたしがいつも見ているライヴとは趣が違うけれど、毎回、とても楽しい気持ちにしてもらえる。この日はジョージさん自身も楽しかったらしく、アンコールではスタッフにビールのお替りをしていたよ。今年は、レイニーウッドを復活させて、フジ・ロックにも出演予定らしい。パワフルなジョージさん、すごい〜!!

2008年6月3日

 hide BIBLEの取材で、GEORGEにインタビュー。もともとYOSHIKIのローディだった彼ならではの、面白いエピソードをいっぱい話してくれた。hideちゃんの話って、どんなにぶっ飛んだエピソードでも、話す人が愛情をもってるせいか、最後は微笑ましくなってくるから不思議だ。

 ロング・インタビューが終わった瞬間に窓の外を見たGEORGEは、「あ、やば!」といって風のように取材室から走り出て行った。路上パーキングに1時間分しかお金を入れられず、たまたま回ってきた検査員の姿を見つけたかららしい。思わず、その場にいた全員で、窓からその顛末を眺めちゃったよ。でも、危機一髪でセーフ!罰金をとられなくて、よかった、よかった!

 夜、昔、お世話になった元少年マガジン編集長の内田勝さんのお通夜に行く。「巨人の星」「タイガーマスク」「明日のジョー」「仮面ライダー」等の大ヒットアニメをこの世に送り出したとても有名な方だが、わたしは自分のキャリアの第一歩である講談社の女性誌でライターを始めた頃にお世話になった。お焼香を済ませた後、いただいた会葬御礼の封筒の中に、内田さんが亡くなる数日前に書いた詩が入っていた。自分の死期を悟ってきちんと向き合い、残された人たちに自分の伝えたいメッセージを書き残すなんて、とても素敵だなと思った。
  内田さん、どうぞ安らかにお眠りください。ありがとうございました。


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