[ROCK'N ROLL DIARY]
2011.4.8.更新
2011年3月28日

 中断していたいろいろなことが、ようやく動き始めた。春から新しいことをいくつか始めようと準備していて、震災後は一時ストップしていたのだが、また動けることが嬉しい。

2011年3月25日

 KAMIJOくんのプライベート・スタジオにて、インタビュー。初めて行ったので、コンソール・ルームなどを案内してもらい、インタビュー場所に戻ってきたら、突然ろうそくに火のついたケーキが!実は、わたし、今日が誕生日なのだ。KAMIJOくんが素敵な声でバースデー・ソングを歌ってくれて、編集Y氏が「録音、録音」というので、あわててiPadで録音。後半だけだったけど、KAMIJOくんの美声がしっかり録れた♪ 家宝にしよっと。

うしろにさりげなく、この日の取材媒体が(笑)。

 夜もお祝いしてもらって、こんな可愛いケーキをいただいた。毎年思うことだけど、誕生日をお祝いしてもらうのって、本当に嬉しい。今年は特に、感謝の気持ちがいっぱい。普通に生活できることが、こんなに幸せだなんて。

実は、バタークリームも大好き♪   チョコレートも大好き♪
2011年3月24日

ピンクスパイダー東京グローブ座

三度目の正直で、やっと見ることができた!

 地震の影響で延び延びになってしまっていたミュージカル「ピンクスパイダー」を、ようやく見に行くことができた。hideちゃんの曲だけで構成するという斬新な作りで、出演者のエネルギーがストレートに客席に伝わってくるステージ。普通のミュージカルのようにストーリーがあるわけではないけれど、それが逆にhideの楽曲の素晴らしさを際立たしていたように思う。

2011年3月23日

 ロサンゼルスから里帰りしていたお友達と会う。アメリカ人の旦那さんからは、毎日のように「早く帰って来い」と電話があるという。アメリカでは、日本で想像しているよりもずっと原発の問題がシリアスに報道されているらしい。

 浦安の美容室で働いている共通の友人も来るはずだったのだが、直前になって電車が動いてないので来られないとの連絡が。彼女の美容室は駅前のビルの中にあり、液状化でビル自体が傾いてしまい、営業できないらしい。「毎日暇だから、行くよ〜」と元気にいってたのに……。東京から30分くらいの場所なのに、身近でもそんなことが起きているなんてビックリだ。


2011年3月13日〜

 VijuLoveNight#006が中止になってしまったので、母が滞在している真鶴に行くことにする。いきなり思い立って、タヌサリを連れて出かけてしまったのだが、この時はまさか東京に帰ることができなくなってしまうとは思っていなかった。

 まずガソリンがまったく買えないので、車で東京に帰ることができない。さらに、東海道線小田原までしか通っていないので、バスを乗り継いて小田原まで行き、そこから電車で東京に向かうしかないのだが、小田急線はほぼ運休、東海道線も本数が極端に少ないという。取材もライヴもイベントもみんな飛んでしまったので、腹をくくってしばらく真鶴に滞在することにする。

 それで、東京ではまだ体験できないであろう計画停電を、数回体験した。3時間くらいの停電、ちゃんと用意をしておけば何とかなるでしょうなんてたかをくくっていたのだけれど、実際は想像以上に大変だった。エレベーターもオートロックも使えず、トイレもダメ。テレビが見られないから本を読んで過ごそうと思っても、夕方になると暗くなって読めず、暖房をつけられないので部屋がどんどん寒くなってきて、家の中でもコート着用。結局、寝るのが一番と思って、変な時間にお昼寝するしかなかった。信号は消え、お店は閉店。街中は、ゴーストタウンみたいだった。今まで自分がいかに電気に頼った生活をしていたのか、ホントに身にしみてわかったよ。

 地震発生からテレビとTwitterを見続けていたけれど、あまりにも辛い情報が多すぎて、どうしたらいいのかわからなかった。何かをしたいと思うのだけれど、何をしたらいいのかわからない。何ができるのかもわからない。Twitterでみんなに知らせたいと思う意見や情報をできるだけリツイートして広めたり、あちこちで募金をしたりすることしかできなくて、こんなことでいいのかととてつもない無力感を感じていた。

 でも、テレビに映る被災地の方々の笑顔は、本当に美しかった。家を流されたり家族や知り合いが行方不明という過酷な状況の中でも、「助かったことが幸せ」「生きていることに感謝している」といって、一つのおにぎりを分け合って食べているのだ!ああ、人間って素晴らしい。日本人って素晴らしい。悲しい映像を見るたびに幾度となく涙があふれたけれど、この方たちの姿を見たとき、いちばんたくさん泣いてしまった。

 その映像に感動していると、次に買占めしまくる東京の人々のニュースが映し出された。朝一番にスーパーに行き、キャベツを7個買ってるオバサン(トンカツ屋でも始めるのかな)。非常用懐中電灯のためといって、単一電池を3ダースも買ってるオジサン(どう考えても、10年分以上あるよ。電池漏れして、使えなくなると思うんですけど)。カートにトイレットペーパーと飲料水のペットボトルを積み上げて、「みんながぁ、買ってるからぁ、私も買っておこうと思ってぇぇ」と恥ずかしげもなくいう若い女性(この非常時にそのしゃべり方、やめんかい)。申し訳ないけど、醜悪としか思えない映像だった。私は東京に生まれて東京で育った生粋の東京っ子だけど、この時は本当に東京人であることが恥ずかしかった。もちろん、そんな人ばかりじゃないのはわかっているけど……。

 そのテレビを見て、絶対に必要以上のものを買うのはやめようと思った。わたしのようにボヨヨンとした性格の人は、どーせたくさん買いだめしたってちゃんと使いきれなくて、結局は宝の持ち腐れになっちゃうような気がするしね(笑)。

 それから、節電! 気をつけてみると、今までずいぶん無駄な電気を使っていたと思う。とりあえず、こまめに部屋の電気を消し、出かけるときは冷蔵庫以外、コンセントを抜くことにしよう。万が一の場合も、そのほうが安全だからね。

 募金も、いっぱいしよう。今はネットで簡単に振り込めるし、どこのお店でもレジの前に募金箱が置いてあるから、おつりは極力募金箱に入れることにしよう。この間、渋谷で5組募金箱を持ってる方たちがいたので、端から順番に入れていったら、最後の方の時に小銭がなくなって、10円玉数枚になってしまった。「すいません、次はこっちから入れていきますから」といったら、「とんでもない。全部に入れてくれて、すごく嬉しいです。本当にありがとうございます!」といって、最敬礼してくれた。その女性の笑顔を見て、とってもあたたかい気持ちになれた。東京人、やるじゃーん(涙)。

 もう一つ大切なこと。今まであまり政治のこととか、原発のこと、電力のことを考えてこなかったけど、これからは真剣に考えなくてはいけないと思う。Twitterに張りついていたおかげで今まで知らなかったいろいろな情報がわかったし、正直、このままではいけないと強く感じた。やみくもに「原発反対」というのではなく、理論的に代替策を考え、経済に打撃を与えないような方法を考えたうえで、ちゃんと声に出して自分に意見をいっていきたいと思う。

 そして、音楽の力を信じて、今まで通り、いろんな情報をみなさんに伝えたり、楽しい時間を作ったりしていきたいと思う。自粛ムードの氾濫で、このまま日本の音楽業界は沈没してしまうんじゃないかと心配になるような状況だけど、自粛からは何も生まれないことを、たくさんの人が気付き始めている。楽しいことを楽しいといえないような世の中では、復興なんて難しい。こんな時だからこそ、明日に向かう勇気を、周りの人を気遣う気持ちを、一緒に歩んでいく元気を、きっと音楽が運んできてくれると信じて……。このロックンロール日記も今まで通り、みんなをくすっと笑わせてしまう話題をたくさん書いていきたいと思う。

2011年3月12日

 朝からずっとTwitterとテレビのニュースをつけっぱなしにしていた。テレビの画面には、信じられないような光景が広がっている。未曾有の大地震、そして大津波……。大変なことが起こってしまった。

 そんなさなかに、前々から調子の悪かったオンボロ携帯のメールの送受信ができなくなってしまった。あわてても、こんな時に携帯会社に電話が通じるわけがない。メールの送受信が全然できないというのは、なんて不安なことなんだろうと痛感。

 電話自体はできるので、VijuLoveNightのスタッフと相談して、翌日のViju☆Love☆Night#006を中止することを決定。今回は特にいろいろ準備してきたので残念な気もするが、そんなことをいってる場合ではない。

 打ち合わせを1本やることになっていたので、車で打ち合わせ場所に向かうが、都内の道路はガラガラ。打ち合わせ場所がうちと同じく11階だったので、余震の時に揺れて結構怖い。

 夕方、docomoのお店に電話をして、メールの不具合を相談。アドバイスを受けた方法を試したら、なんとか送受信ができるようになった。

 そしたら、なんと28件ものメールが!

 「ナニ?」とビックリして慌てて確認したら、そのほとんどがチェーン・メールだった。「知り合いが××省の偉い人と友達で、こっそり聞いた極秘情報を教えてもらったんだって。たくさんの人に知らせてあげて」と、書いてある。原発がどーのとか、雨がどーのとか、内容はみんな似たりよったり。もちろん、知り合いの人たちは好意で送ってくれたんだろうけど、いっさい転送はしなかった。普段はわりと冷静なタイプの人から転送されてきたりもしてて、そういうことがちょっと意外だった。

2011年3月11日

 14時26分、東北地方太平洋沖地震発生

 夜、Creature Creatureツアー・ファイナルに行く予定で、髪を洗っていた時。シャンプーを思い切り泡立てたら、不気味な横揺れが襲ってきた。とっさに「これは、まずい」と思ってバスタオルを頭に巻いて、ドアを開ける。立っていられないくらいの揺れで廊下にしゃがみこんでいたら、あちこちから物が落ちたり割れたりする音が聞こえてくる。目の前を、見たこともない形相をしたタヌサリがすごい勢いで、走り抜けていった。揺れがおさまってからテレビとパソコンをつけたら、次々と被害の情報が入ってくる。あまりのことに、呆然。

 Creature Creatureのライヴは、延期となってしまった。家はエレベーターとガスが止まったが、幸い家族や友達とは連絡がとれた。わたしの部屋は古いマンションの11階にあるので余震の揺れがひどく、眠れない不安な夜を過ごした。また地震が来るのが怖かったので外出できる服を着たままベッドに入ったのだが、あまり眠れなかった。


2011年3月10日

 THE KIDDIEの取材。

 レコーディングで忙しいKIDDIEさん、まさかの午前11時からの取材である。果たして、時間通りにみんな集まれるのかな?と思っていたら、やっぱり一人欠員が……(笑)。「さっきからずっと電話してるんですけど全然出ないので、先に始めててください」とマネージャー氏にもさじを投げられていた(?)のは、朝起きるのが超苦手なそらおくんだった。そういえば、前に取材の時、ツアー中に巨大な目覚まし時計を持ち歩いてるといってたもんな……。というわけで、4人で取材スタート!

 そらおくんがようやく到着したのは、もう取材も終わろうかという頃。ばつの悪そうな顔で部屋に入ってきて、いきなりの最敬礼である(笑)。でも、他のメンバーは完全無視。そらおくんは席について、しばらくテーブルの上に突っ伏して、反省の姿勢をアピールしてた。なんか小学生みたいでかわいかったので、大遅刻はなかったことに……なったかな?(笑)。

2011年3月6日

 摩天楼オペラ赤坂BLITZ

 ツアー・ファイナルを、赤坂BLITZで迎えた彼ら。メジャー・デビュー後初のワンマンということで、気合入りまくり。いつも以上にカッコよくクオリティも高いライヴで、楽しかった〜。実は、この日、代々木体育館にも行かなくてはならなかったので、開演してから1時間くらいしか会場にいられなかったのね。でも、17時の開演時間ほぼぴったりにライヴはスタートして、11曲聞くことができた。よかった〜。アンコールの「」をとっても聞きたかったんだけど、お仕事なので後ろ髪引かれまくりで代々木第一体育館へ。

豪華三点セット(笑)。

ASIA GIRLS EXPLOSION代々木第一体育館

 過去から現在までを、ファッションで表現するというテーマの一風変わったファッション・ショー。個人的に一番興味深かったのは、斬新な着方をアピールしていた「YOSHIKIMONO」のショーだった。

音楽とファッションのコラボ・イベント

 後半は、ヴァイオレットUKX JAPANのステージ。意外にも(笑)演奏時間も長く、手塚治虫の映画「ブッダ」のテーマソング「Scarlet Love Song」を初披露してくれたりと、大満足だった。この曲、ピアノと歌のワンコーラスだけだったけど、スケールの大きなバラードで大ヒットの予感ひしひし。始める前にTOSHIYOSHIKIが「歌ってくれる?」「歌ってもいいよ」なんてやりとりをしてたし、取材用のセットリストにも入ってなかったので、もしかしたら急遽演奏することになったのかもしれない。

 終演後の囲み取材には、YOSHIKIや桃井かおりさんマリリン・マンソン等も登場して、和気あいあいな雰囲気だった。こういう取材って、まず一番前にスチールのカメラマン、その後ろにテレビのカメラマン、絵を撮らなくていいライターは最後列に並ばされるのね。わたしは編集の人と一番後ろに立ってたんだけど、突然、「あたし、一人で早く来ちゃったみたいなんだけど、ここでいいの?」と声がするので隣を見たら、桃井かおりさんが立っていた。わぉ、ビックリ。「全然噂にならないけど、YOSHIKIとはよくLAでゴハン食べてるのよ」という桃井さん、チャーミングな方だった。

2011年3月5日

 「オムライス」のPV撮影監督と、打ち合わせ

 もともと勢いで作ることになったこの曲。オーロラ三人娘自体、勢いで結成したユニットだし、この曲のデモを聞いて「これ、みんなで踊ったら、楽しいんじゃない?」っていいだしたのも勢いだし。瓢箪から駒がコロコロコロコロ……転がって、いろんな方を巻きこんで、ホントにびっくりだけど、嬉しい限り。

 13日のPV撮影パーティが楽しみだな〜♪

3月13日の、オーロラ三人娘「オムライス」をみんなで踊ってPVを作っちゃおうパーティは、延期になりました。新しい日程は決まり次第、VijuLoveNightのオフィシャルblogでお知らせします。
http://ameblo.jp/vijulovex

 


2011年3月4日

 昨年から、鬼龍院翔喜矢武豊と続いているゴールデンボンバーのパーソナル第三弾は、歌広場淳! 自称バンギャの淳くん、ヴィジュアル系に詳しいという噂は聞いてたけど、ホント、筋金入り。しかも、「バンギャル男じゃなくて、バンギャなんです」と自分でいうくらい、バンギャの気持ちがわかってるの。「こういうことをすると、バンギャのみなさんが気分を害するから、僕はやらないんです」と話してるのを聞いて、「へぇぇ〜、そうなんだ」とうなずいてたヴィジュアル歴ン十年のわたくし。

 勉強になった+楽しいインタビューだったよ!

2011年3月3日

 最近、人気急上昇中のHEROのJINくんのパーソナル・インタビュー。

 場所は、サラリーマンが憩う静かな喫茶店(カフェじゃない)。こんなとこでJINくんの取材をして、大丈夫かぁ?と最初からちょっと不安はあったのだけど、それはやっぱり的中。お得意のはちゃめちゃトークがお店中に響き渡り、スタッフは笑いっぱなしだったよ。ライヴのMCとまったく同じの面白トーク、原稿を読んだ人も笑ってくれるように頑張って書かねば〜!

2011年3月2日

 オーロラ三人娘振付練習&オムライス作り

オーロラ三人娘手作りのオムライス

 Mix Speakers inc.の振付したり、多くのヴィジュアル系ミュージシャンと親しい素敵なダンサーさんが、カッコいいフリをつけてくれたよん♪ みんなで踊ったら、絶対に楽しいだろーな♪

 本人たちによるたどたどしい(笑)フリ解説の映像も撮ったので、是非、見てね!

 「オムライス」の振付映像は、こちら↓
 http://visualand.tv/news/759/

2011年3月1日

 V-ROCK FESTIVAL打ち合わせ

 開催が発表になって以来、なかなか情報が出てこないと思ってる方もいらっしゃるようだけど、準備は着々と進んでるよ。今年になってから週一のペースでミーティングしてるので、みなさま、詳細発表を楽しみにしててね。

 樹威くんインタビュー

 残念ながら解散が決まってしまったVidollのヴォーカリスト樹威くんのパーソナル・インタビュー。かなり突っこんだことを、語ってくれたよ。編集さんが「とってもいい話だったから」と、当初の原稿量を1.5倍に増やしてくれたくらい。久しぶりに会った樹威くん、喉の調子も戻ったといってたし、元気でよかった。

ソロ・デビュー・アルバム資料

 DaizyStripperインタビュー

 相変わらず仲のいいDaizyStripperの5人。5月18日発売予定のニュー・シングル「KISS YOU」のインタビューだったんだけど、実はまだレコーディング前。パソコンに送られてきた資料用の音源は、どう考えてもリハ・スタで歌を入れたような感じで、最初に「いくよ〜」なんてメンバーの声が入ってる超レアものだった(笑)。そんな音源でも曲の良さは伝わってくるほどのキラー・チューン。完成が、楽しみだ!

この中に、超貴重な音源が(笑)。

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