[ROCK'N ROLL DIARY]
2013.11.6.更新
2013年10月31日

 今日は、ハロウィーン。今年は久しぶりに仮装して、遊びにいこうかななんて思っていたのだけど、サリちゃんが行方不明になってからそれはあきらめた。行こうと思っていたライヴも軒並みキャンセルで、おうちでサリちゃんの帰りをひたすら待つ日々。

 朝のtwitterに、『サリちゃんが「Trick or Treat」っていって、ひょっこり玄関にあらわれないかな』なんて書いてたら、9時頃に近所の車屋さんから「サリちゃんみたいな猫がいるから、すぐ来て」と電話がある。この車屋さんはずっとサリちゃん探しに協力してくれてて、3日くらい前から「従業員がそれらしき猫を見た」とか、「隣の家の人が、ボイラー室に似た猫がいたといってる」と何度も連絡をくれてた。そのへんは駐車場がたくさんあって、猫が隠れるところがたくさんある。最近、他にも目撃情報があり、昨晩の夜も今朝もこの近所の方から「似た猫がいた」という話を聞いたばかり。

 大慌てで行ってみると、何十回も捜索した駐車場に、車屋さんの従業員が3人立っている。「そこ」と指差す先には……。

 サリちゃんが、いた!!

 車と車の隙間に、ちょこんと座っている。「サリちゃん!」と声をかけると、彼女は何のためらいもなく寄ってきて、すぐにわたしの胸の中に飛び込んできた。「おおーっ!!」と、喜んでくださる3人。自分たちがそばに寄ると逃げてしまうかもしれないので、ずっと遠くからサリちゃんを見ていてくれたそう。サリちゃんを抱っこしてお礼をいうと、かわるがわるに頭を撫でて、「もうママに、心配かけちゃダメだよ」といってくださる。目印にしていたサリちゃんの赤い首輪は、なくなっていた。危険防止のために外れるタイプだったので、どこかでとれてしまったのかもしれない。ちょっと痩せているけれど、怪我もなく、元気そう。「首輪、なくなってますね」といったら、「新しいの、買ってもらおうね」といってくれて、涙が出そうになって必死に我慢した。

 おうちに連れて帰ってゴハンをあげたら、すごい勢いで食べてる。きっとお腹を、すかせていたのだろう。それからが、また大変。すぐに動物病院に連れて行って診察を受け、家に帰ってからサリちゃんの洗濯。ネットに入れてごしごし洗って、蚤取りの薬を付ける。一緒に探してくれた方や、心配して捜索に協力してくれた方々に連絡し、そこら中に貼った捜索チラシをはがしに行く。かなり遠くまで貼りまくったので、これがまた一苦労だった(笑)。

お洗濯直後のサリ。毛がしょんぼりしてます(笑)

 こうして、サリちゃんは19日にも及ぶ家出から無事に帰還した。この間、いったいどこで何をしていたのだろう? かなり広範囲にわたって目撃情報があったけど、それはホントにサリちゃんだったのか、似た猫だったのか。謎は、つきない。ただ発見される3〜4日前から、すぐ近くで目撃情報がすごく増えたので、もしかしたら、「お腹すいたし、そろそろ帰ろうかな」と思って、姿をあらわし始めたようにも思える。ん〜、猫の行動は、わからん。

お家に帰って、大好きなロッキングチェアの上でグーグー。

 タヌは、サリちゃんが戻ってきてから、しばらくはシャーシャーいって怒ってた。もう自分からわたしの膝の上にのってこないし、そばに寄ってすりすりもしない。遠くからサリちゃんがわたしに甘えてるのをじーっと見ている姿は、以前のままである。わたしとしては、タヌにもサリにも甘えてもらいたいので、これからはタヌがいやがっても膝にのっけようと思う。2匹のせると相当重いのだけど、そんなのこの19日間の心労に比べたら、屁のカッパだ。

お膝にのってこないから、タヌを挟みました(笑)。

 こうして、この町中、いや、twitterやfacebookを通じて、全国の人に心配をおかけしたサリちゃん脱走騒動は、幕を下ろした。ホント、ハッピーエンドでよかった。心配してくださった方、情報をくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。たくさんのメッセージに、お返事できなくて、ごめんなさい。きっとみなさんの気持ちが通じて、サリが無事に戻ってきたんだと思います。この場を借りて、あらためてお礼をいいます。

みなさん、心配かけて、ごめんなさい。

 サリちゃんを心配してくださったみなさま、本当にありがとう!!

お帰り! サリちゃん!
2013年10月25日

 サリちゃんは、まだ行方不明のまま。朝晩が冷え込むようになってきて、どこかで寒い想いをしているんじゃないかと思うと、心配でたまらない。

 マンションの理事長さんのご好意で、地区会長さんが回覧板に「猫探してます」のチラシを入れてくれた。猫のたまり場になっているお墓のあるお寺さんに聞きにいったら、「うちにも猫が6匹、犬が1匹いるから、気持ちがわかります」といって、わざわざ、近所で猫に餌をやっているおうちとか、猫がたまっている場所に案内してくれた。この街だけで発行されている新聞に、広告も出した。とにかく思いつく限りのことをしていたら、地区のFM局から電話がかかってきて、「資料を見てたら猫を探してるというチラシがあったので、うちの番組でも呼びかけてみますよ」といってくださった。

ご近所で日向ぼっこしてた猫。ちょっと柄がサリちゃんに似てます

 みなさんのご好意に、頭が下がるばかり。猫が行動をしているという朝と夕方の探索に加えて、お天気のいい日はひなたぼっこしてることも多いと聞いて、晴れてる日はお昼時も探索時間に追加。タヌの鳴き声を流しながらウロウロしていると、いろんな方が「回覧板、見たよ。まだ見つからないの?」と、声をかけてくださる。中には、「夕方、お庭に向かって、『サリちゃん』って声をかけてみるのよ」とか、「ジョギング中に猫に会うと、『サリちゃん、知らない?』って聞いてみるのよ」なんて話しかけてくださる方もいて、その度に泣きそうになってしまう。

チラシを見た何人もの方々から、「いっちゃ悪いけど、あんまり可愛くないわね」といわれました(笑)。

 今、来年発売予定の超大作の原稿を抱えていて、今月〜来月はその執筆をしようと思っていたのね。膨大な資料を整理して、「そろそろ書き始めないと締切に間にあわないな」と思っていた矢先に、サリちゃんが脱走。おかげで、原稿が遅れに遅れまくっている。書き始めようと思うと「サリちゃんに似た猫を見かけた」と電話がかかってきたりして、なかなか執筆に集中できない。「明日から、台風で大雨」なんて天気予報がいってると、「なんとかその前に発見したい」と思って、予定外の探索に出かけてしまったり。

 サリちゃんがいなくなって、もう一匹の愛猫タヌにも変化があらわれた。サリータヌーは一緒に捨てられていた猫で、姉妹というか五つ子のうちの2匹。生まれた時からずっと一緒で、ときどき喧嘩もするけど、とても仲がいい。姉妹なのに性格が全然違っていて、サリちゃんは誰にでもゴロゴロする人なつこい子なのに対し、タヌはかなりの人見知り。いっつもわたしにまとわりついてるサリちゃんを遠くから見ていて、自分からはあまり寄ってこない。たまにそんなタヌが気になって、「タヌちゃん」と抱っこしてあげたりすると、サリちゃんがダダダ……とやってきて、わたしとタヌの間に割り込んで来る。そうするとタヌは、「ふん!」って感じでどこかに行ってしまう。

 そんな風にあまり甘えてこなかったタヌが、サリちゃんがいなくなって4〜5日した頃から徐々に甘えるようになってきた。妙にスリスリしてきて、とうとう自分からわたしの膝の上にのるようになった。膝の上はサリちゃんの定位置だったし、今までにタヌは一度ものったことがなかった。いつの間にかどこにでもくっついてくるようになって、まるでサリちゃんと性格が入れ替わったよう。「サリちゃんがいなくて寂しいかと思って、サリちゃんの代わりをしてくれてるのかな?」「もしかして、本当はタヌも甘えたかったのに、サリちゃんに遠慮してたのかな?」と考えると、とっても不思議だ。

膝の上というか、足の上で(笑)リラックスしまくりのタヌちゃん

 サリちゃんの定番席だったこの家で一番心地の良いロッキングチェアに、いつのまにかタヌは堂々と座るようになっていた。


2013年10月19日

 サリちゃんがいなくなってから、一週間が過ぎた。いなくなった場所は東京から2時間くらい離れているところなので、打ち合わせとかいくつかはずせないお仕事以外は、ライヴも飲み会もすべてキャンセルして、できるだけ家にいるようにする。何か連絡があった時、すぐに飛んで行ける状態でいたいからね。

 毎日、ご近所さんと捜索して、チラシをあちこちに貼って、置き餌をして、保健所や警察や動物保護センターや近くの動物病院等々、思いつく限りのところに連絡して、餌やり叔母さんの噂を聞けば尋ねて行って、毎晩なくなっているマンション内中庭の置き餌は夜中中ビデオカメラで監視して……。猫は基本的にあまり遠くには行かないそう(多くの迷い猫が自宅から半径200メートル以内で発見されるとか)なので、とにかく近所を中心に探すのだけど、周りに隠れる場所が多すぎて目撃情報もまったくない。

 今日は見かねて、地区会長さんがこのへんの回覧板に猫捜索のチラシを入れてくれるという。Twitterやfacebookでもいろんな人がアドバイスしてくれたり、励ましのメッセージをくれたり、嬉しい限りだ。きっと元気でいる、必ずまた会えると信じて、後悔しないようにできるだけのことはしたいと思う。

お気に入りの写真。パソコンの待ち受けに使ってます。
GACKTくんと一緒に撮影した雑誌。
しょこたんとも一緒に撮影しました。
ペットが帰ってくるようにというおまじないの俳句を彩色した墨で書いて、玄関に置きました。サリちゃんが、どうか無事に戻ってきますように。
2013年10月13日

 昨日、一日中家を留守にしていたら、その間に愛猫のタヌサリが脱走してしまった。部屋を開けっ放しにしていたわけではないので、いつどうやって脱走したのかわからないのだけど、もしかしたら、ゴミ捨てに行った一瞬の間に網戸を開けて外に出て行ってしまったのかもしれない。

生まれた時から、ずっと一緒の2匹。

 タイマーの餌やり機の餌が全然減っていないことから、2匹の不在が発覚。マンションの管理人さんとお掃除の方が、朝、2匹が植え込みにいるのを目撃しているそうだ。必死になって周辺を捜索するが、手がかりなし。夕方、部屋に戻っていると、心配したご近所の猫友達がうちに来てくれて、玄関わきの階段に丸くなってるタヌを発見してくれた。

夫婦のように見えるけど、姉妹(でも、どーしてもタヌが男の子に見える)。

 タヌサリは、別々に脱走歴がある。前の時もタヌは自力で帰ってきて、夜中の3時に網戸をガリガリやって、帰宅をアピールしたので、寝ていたわたしも気がつくことができた。

 でも、サリちゃんは自力で帰ってくることができなくて、2日後にご近所さんと大捜索をしている時に、ようやく発見することができた。マンション内の別棟の廊下に置いてあった洗濯機の裏側に、隠れていたの。その前を何度も通っているのに自分からは姿をあらわさず、タヌの鳴き声を録音編集して、1時間のヴォイス・テープを作って、それを流していたら鳴き声を出してくれて、ようやく発見することができたのだ。

4年前。うちに来た日の写真です。まだ餌が食べれなくて、スポイトでミルクをあげて育てました。

 そんなことがあったので、サリちゃんだけ戻ってこないのは、とっても心配。とにかくやれることはすべてやろうと思って、猫捜索人と化す日々が続く。

サリちゃんのアップ。ファニーフェイスですね。
子猫の頃のサリちゃん
喉に白いマフラーを巻いてるみたい。
後ろから見ると、こんな感じです。
2013年10月12日

 NINJAMAN JAPANのレコーディング@MI JAPAN

 Deweyくん母校MI JAPANのご好意で、校舎内のスタジオでレコーディングをさせてもらえることになった。彼らは、現メンバーになって初めてのミニ・アルバムを12月にリリースする予定なのである。この日は、Deweyくんのドラム録り。本格的なレコーディングは初めてのDeweyくん、かなり気合を入れて臨んでいたよ。

人生初のレコーディング。Dewey、ファイト!

 その後、漫画家の柴田亜美さんと一緒に、吉田メタルくんが出演しているお芝居「それからのブンとフン」を天王洲の銀河劇場に見に行く。井上ひさしさんが1975年に書いた戯曲で、主演は市村正親さん。40年くらい前に書かれたお芝居なのに、現代に通じるキーワードがたくさんあって興味深かった(井上ひさしさんの脚本は、基本的に上演時に変えてはいけないそうなので、1975年のままなんだよね)。市村正親さん、まだ劇団四季にいらした頃、「エクウス」を見に行ったな―と、懐かしくなる。かなり昔のことなので、いったいどのくらい前のことだったんだろう?と思って調べてみたら、なんと初演が「それからのブンとフン」と同じ1975年だった。わたしが見たのは初演じゃなかったと思うのだけど、演劇少女だった頃のことをいろいろ思い出してしまったよ。

荒唐無稽なストーリーなのに、なぜか説得力あります。

 それから、亜美さんメタルくんと近所の飲み屋へ。メタルくんのかかりつけのお医者さんグループも合流して、異種格闘技的な(笑)楽しい飲み会だった。

2013年10月8日

 今月は仕事以外のTO DOが多いので、仕事の打ち合わせを一気に4つ続けて行う。でも、いつも使っている渋谷のカフェが貸切パーティをやっていて、あわててその周りのカフェをウロウロしてた。4本目はNINJAMAN JAPANの打ち合わせ。同じ店に4時間いて、その後、近所の居酒屋に移動。NMJって、メンバーが車やバイクに乗っていることが多いので、ゆっくり飲むことって少ないんだけど、いろいろ話せて楽しかったよー。

2013年10月3日

 先月の中旬頃から、母親の体調が思わしくなく、病院に連れていったり、身の回りの世話をしたり、何かとせわしない。先月の始めに2020年東京オリンピックが決まった時、「開会式を一緒に見ようね」と約束したのだから、まだまだ元気でいてもらわないと……。あ、その前にトルコに行く約束をしてる。本当は今頃、一緒にヨーロッパに行くことにしてたんだけど、母の不調で延期になったの。それで、「元気になったら、ママの行きたいとこに行こう」といったら、なぜかトルコに行きたいとか。来年、暖かくなったら、一緒に行けるといいな♪

母とのツーショットです。わたしの服が、おとなしーですね(笑)。

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