[ROCK'N ROLL DIARY]

2004年4月23日
 Psycho le Cemuのライヴを見に行く。大トラブルがあったけど、元帥とみんなの頑張りですごく楽しいライヴだった。トラブル中のMCで、元帥が「昔は移動中にウノとかやってたのに、今回はゲームボーイだった」なんて話をしてたけど、終演後にごはんに行った時、みんなのゲーム好きの実態を垣間見てしまったよ。だって、ごはんを食べ終わってからずーっと、スタッフをまじえて「誰が犯人か」ゲームをやってるんだもん。でも、すごい単純なゲームなんだけど、けっこー面白いんだよね。なかなか謎が解けなかったSEEKやLIDAが、ムキになってるとこもおかしかった。実はわたしはスタッフからこっそり答えを教えてもらってたんだけど、自力だったらきっと最後までわからなかっただろーなぁ……。もっと頭をやわらかくせねば!
2004年4月22日
 hideちゃんのフィルム・ギグ。あらためてこのときのライヴを見て、こんなにいろんなことやってたんだ〜って感心した。よく彼のライヴは「おもちゃ箱をひっくり返したよう」って評されるけど、まさに本当だなって思ったよ。終わってから裏に行ったら、久しぶりに会うKIYOSHIに「あけぴー、元気?」って挨拶された。そーいえば、最近はあけぴーって呼ぶ人もあんまりいないな……と思ったら、ちょっと感慨深かった。
2004年4月21日
 ジャンヌさん全員の取材。最初から取材時間は40分といわれていたのだけれど、前の取材が押して「なるべく30分以内で」と頼まれる。無駄話一切なし、突っ込みたいとこいっぱいあったけど突っ込みも一切なしという超タイトな取材だった。なのに、時計を片目で見ながら緊張感いっぱいでインタビューしているわたしをよそに、動いてるテレコを何回も手にとってなにやらあやしい動きを繰り返すka〜yu。「何やってんの?」と聞いたら、「いや、ちゃんと動いてるかなと思って」「どんなテレコをつかっているのかなと思って」と、さらにあやしい。終わってからテレコをひっくり返したら、裏側にどっかの雑誌の付録についてたらしいアイドル(?)のシールがベタベタ貼ってあった(涙)。「絶対にはがさないでくださいね」といわれたのでまだ貼ったままになってるけど、なんか微妙だな〜。
 ジャンヌの取材が青山で終わったのが、5時50分。で、わたしはハウンドドックの西山さんとの打ち合わせが6時に池尻であったの。3〜4キロの距離だったけど、アクセル全開で飛ばして、ちゃんと時間に間に合ったときは「わたしつてエライかも?」って自画自賛しちゃったよ。モチ、ちゃんと赤信号では止まったので、ご安心を。
2004年4月20日
 久しぶりにしっかり料理をしたくなって、「春野菜を食べる会」を催す。朝摘みのたけのこを買ってきて茹でて、たけのこごはんなんかも作ってみた。たけのこを茹でるのって、実は初体験。茹で上がったたけのこの皮をむきながら、「へぇぇ〜、こんなになってるんだ」って驚いたよ。まだまだ未熟者ですね(汗)。

2004年4月18日
 一日中、廃人状態。3時頃起きたら、とーぜんだけど二日酔い。DJやってるときから酔わない程度にずーっと飲んでたし、そのあとも長かったからね……。でも、「−18−」の原稿書かなくちゃいけないので、復活するために近所のマッサージ屋に行く。ボーっとしながら全身とリフレクソロジーをミックスしたコースを頼んだら、わたしは80分のつもりだったのに2時間たっぷりマッサージしてくれた(もちろん、その分料金は高い……涙)。いつもだったらこれで完全復活となるのに、この日は全然ダメで、結局またうちに帰ってお風呂に2時間入って、そのまま寝てしまった。もう無理はきかないお年なのね……体力の衰えを痛感(涙)。
2004年4月17日
 オールナイト・イベントClub CRACK and CLASHに、DJ Akemiとして、参加。今までにもDJのお誘いは何度かあったのだけれど、「もうできないよ」と断っていたのに、今回は酔った勢いでOKしちゃったんだよね。でも、楽しかった〜! ロックってうちの中でチマチマ聞くもんじゃなくて、ああいうとこで大音量で聞くもんだってあらためて思ったよ。で、リクエストをいただいたプレイ・リストは以下の通り。曲順が若干違ってるかもしれないけど、一生懸命思い出したので許してくれ。

★プレイ・リスト★
●1回目
44MAGNUM/I’M ON FIRE
TRANSTIC NERVE/When the fly buzzes by
AEROSMITH/Dude
Kiss/DETROIT ROCK CITY
RIOT/WARRIOR
VINCE NEEL/LOOK IN HER EYES
MOTLEY CRUE/LOOKS THAT KILL
STEVE STEVENS/ATOMIC PLAYBOYS
hide/DAMAGE
GLAND SLUM/HERE WE GO
DEAD END/I SPY

★プレイ・リスト★
●3回目(DJ Lunaと1曲交代)
JESUS JONES/NEVER ENOUGH
CHEMICAL BROTHERS/Leave Home
NIRVANA/SMELL LIKE TEEN SPIRIT
hide/MISCAST

 今回は80年代の「みんながよく知ってるロック」がテーマだったんだけど、隠し玉としてRIOTのWARRIORを入れたのね。そしたら、ライヴ終わりのLunaピーと一緒に遊びに来てくれたTAKA−BOONにメチャクチャウケて、プレイ中気がついたら横でクビ振ってた(笑)。RATSでは何回も見ている鈴木慎一郎のBLOODも重厚で男らしくてカッコよかったし、松田樹利亜ちゃんもキュートな中にもロック魂感じるステージで楽しかった。相変わらず華麗なギター・プレイのRUDY白田さまも、お久しぶりで少し男っぽくなった感じのRYOくん(TRANSTIC NERVE)も、夜中にあらわれた瞬間からベロベロだったheath(ヒーちゃんがこんなに酔っ払ってるのを見たのも、久しぶりだ)も、お疲れ様!!
「やめろっていわれるまで続ける」というDJ Lunaの力強いお言葉で、最後までノリノリでイベント終了。すべての撤収が終わって外に出たら、太陽カンカンで朝っていうよりも昼間だった(笑)。それからみんなと「ごはん」という名のお酒を飲みに行って、帰りのタクシーに乗ったのは朝の9時! 昔はよくこういうことあったけど、最近はおとなしかったので超久しぶりの昼帰りだ!
2004年4月15日
 ビザ取得のために里帰り中の小島まゆまゆ譲+KUDOちゃんという元hideちゃんスタッフコンビと3人で、BUGを見に行く。事務所を移転して心機一転のBUGの音は、とても重厚でカッコよかった。終わってから関係者スペースで旧知の人たちとお話していたら、ものすごい数の紙コップ(しかもLサイズ)にビールが注がれていくのね。「あれって、まさか打ち上げ用のビールじゃないよね?」「今日来たお客さんに配るんじゃないの?」と3人でボソボソ話していたら、そこへBUGのメンバー登場。やーっぱり打ち上げ用のビールだったのね、さすがだわ。で、そこで結構いい気分になってしまったので、KYOちゃんに誘われて次の店にも飲みに行ってしまった。とにかく最後までずーっとビールを飲み続けて、相当の量(カロリー)を摂取しちゃったよぉ〜、反省。
2004年4月14日
 HOT WAVEの収録。今回のゲストは、La’cryma ChristiのTAKA&HIROWaiveの田澤&杉本という同じ事務所のヴォーカル&ギター・コンビだ。両バンドともよーく知っているので、カメラの前だというのにかなりパーソナルな話題がバンバン炸裂。でも、真面目な話は雑誌とかでいっぱい知ることができるから、まぁたまにはこんなんもいいよね。←あ、たまにはじゃないか……。HIROはこの間のバースデー・パーティに来てくれたのでそのときの裏話、TAKAは薔薇の花をくれた話なんかもしてるよ。で、収録を終えて帰り際に、TAKAがテレビ局の廊下で「遅くなったけど」といって、ハッピー・バースデーをフル・コーラスで歌ってくれた。どーもありがと。あの貴重な歌声、録音して家宝にすればよかった……。
2004年4月8日
 お友達のヴォイス・トレーナーMICHIKOと、久しぶりに一緒に夕食を食べる。食事が終わって地下の駐車場から車で出ようとしたら、華奢な女性が車道の真ん中にボーっと立っている。顔を見たら、テレビでよく見かけるyouだった。運転席のMICHIKOが窓を開けて、「youじゃない、久しぶりだね!」と声をかけたら、彼女はボソッと「鍵、ない」とひとこと。どうやら車の鍵をなくして困惑してたみたいなのだけど、久しぶりに会うらしい師匠に対してのそのリアクションはかなりおかしかった。テレビで見るあの不思議キャラは、本物だったのね……。 

2004年4月7日
 でもって、今年初めての二日酔い。午前中から用事があって早起きするが、あまりにつらくて途中でマッサージに行く。相変わらずなわたし……。
2004年4月6日
 友達のマツがラーメンをおごってくれることになっていて、駅の近くで待ち合わせ。昨年の夏からの約束だったので、「どこでおごってくれるのかな〜」なんて思いながらついていったら、「ちょっとここに寄ります」とかいって、どう見てもラーメンなんかなさそうな店に入っていくのね。そしたら、店の中には、知り合いがいーっぱいいた。なんと、サプライズ・バースデー・パーティだったの!! もぉぉぉ、本当に超ビックリ!! 今までにもサプライズ・パーティをしてもらったことはあるけれど、たいてい少し前に「ちょっと変だな」って思うものなんだよね。でも、今回は店に入って、みんなの顔を見るまで、まったく気がつかなかった。わたしがおバカだったのか、主催してくれたミカリンが周到だったのか……。あまりに驚いてボーっとしてたら、SUGIZOや真矢くんに「絶対泣くと思ったのにケロリとしているのは、やっぱり年のせいですね」といじめられたけれど、このときばかりは反論することはできなかったわ。「ハッピー・バースデー」のメロディで「ハウ・オールド・アー・ユー?」を歌ってもらって(昔、hideちゃんが「ファッキン・バースデー」と歌ってくれたことを思い出した)、ビールとシャンペンとワインをいっぱい飲んで、あっという間にベロベロ。泣かなかったけど、とってもとっても嬉しかったよ。集まってくれたミュージシャンや友達や仕事仲間のみなみなさま、本当にありがとう。今年の誕生日は、家族に祝ってもらって、大好きな人に祝ってもらって、大切な仲間たちに祝ってもらって、とてもとても幸せだった。幸せすぎて、最後のほうの記憶は雲の中なのだ〜。
20044月5日
 夕方、INAちゃんの取材。1年ぶりくらいに会うINAちゃんだけど、かぶってた帽子をパッと脱いだ瞬間、「あれぇぇ〜、どうしたのぉぉ?」と思わず叫んでしまった。なんとあのトレードマークのドレッドヘアがなくなってて、ツンツン髪の人のよさそーなおにーさんになっているのだ。「ドレッドが伸びて、どうしようもなくなったから、切っちゃった」と笑ってたけど、イメージ一新、別人みたい。しかも、若い!! ファンや関係者の中にはINAちゃんのことを「こわい人」と思ってる人もいるみたいだけど、あの可愛い(ごめん)笑顔を見たら、そんなイメージは吹き飛ぶことでしょー。もっと前から、今のヘア・スタイルにすればよかったのに……。
 取材が終わってから、蜉蝣のライヴを見るために大急ぎでAXへ。そしたら、つい先月MORRIEみたいな見事なドレッドだった大祐くんも、さらさらヘアに戻ってた。みんな春だから、ヘアスタイルを変えるのかな〜。まったく季節感なく、15年は同じヘアスタイルのわたしとしては、ちょっと考えてしまうところ。
 AXを出て公園通りを渋谷に向かって歩いていたら、西武の前にマントを羽織った若い男が座っている。「またこんなところに、半浮浪者みたいな変な男がいるよ」と足早に通り過ぎようとしたら、「ちょっと、ちょっと〜」といって追ってくる。「またかよ」と思って彼の顔をよく見たら、元BLue−BのTOMOだった。久しぶりで懐かしかったので、一緒にビールを飲みにいくことに。出会ったときは15歳だった彼も、もう22歳になったといってた。茶色のマントは、「マントじゃなくてポンチョ! これでも、(コムデ・)ギャルソンなんですよ」といってたけど、やっぱ、どー見ても浮浪者にしか見えないけどなぁ〜(笑)。
2004年4月3日
 ニュー・アルバムを完成したJの取材。今回のアルバムは久しぶりのLAレコーディングで、なんとJは藤田さんと二人、ギターを担いで単身渡米したらしい。取材中、ファースト・アルバムのレコーディング時の話になり、そういえばわたしもたまたま何か他の仕事でLAにいて、Jのスタジオに遊びに行ったな〜なんて懐かしく思い出した。この日はhideちゃんのフィルム・ギグ初日だったけど、Jの取材だったらきっと彼も許してくれるよね。

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