[ROCK'N ROLL DIARY]

2004年5月29日
 東海林のりこさん&シマアツコさん&ミカリンと、美女4人でごはん会。渋谷の教会をモチーフにしたオシャレなレストランに行ったのだけど、ウエイターがジャニーズもどきのイケメンばかりで驚いた。最近、どこのお店に行っても、カッコいい男の子が多いよね。もちろん、いい男揃いのそのお店に、美女4人が大満足したのは、いうまでもない(笑)。
2004年5月26日
 HOT WAVEの収録。今回のゲストは、シドペニシリンだ。アメリカでライヴをやってきたというシドはHOT WAVE初出演だったが、その不思議なリアクションにはMCチームもビックリ。メンバー全員の芸がとっても細かくて、いろいろやってくれてるアクション(と説明すればよいのか?)がちゃんとカメラに写っているのか、心配だ(笑)。ペニシリンからは、O−JIROHAKUEIくんの登場。打ち合わせのときに楽屋にあらわれたHAKUEIくんは、見事なTATOOの両腕をタンクトップからバッチリ見せていたのだが、本番になったら長袖のTシャツを着て隠してしまっていた。「あら、隠しちゃったのね」といったら、「やっぱ、テレビですからね。僕は、こう見えても、常識人なんです」と、胸を張っていたよ(笑)。

2004年5月25日
 11時1時3時5時と、2時間おきにアポ4連チャン。最近は一日にこんなに仕事を詰めこむことは珍しいので、終わったらヘトヘトになってしまった。5時からはHIROのソロ・インタビューで、取材場所に向かって渋谷近くを歩いていたらYURAさまから携帯に電話があって、「右、見てください! 早く早く!」と叫んでいる。パッと横を見たら、白い車の助手席で手を振るYURAさまの姿が見えた。運転しているオレンジ色の髪の男性は、Lidaくんだった。それにしても、サイコ・チームにはよく道で遭遇するね。うちの近所ならまだわかるけど、この日は全然違う場所だったからビックリだったよ。
 HIROは撮影中から、「唯一無二の親友」をチビチビ飲んでいたらしく、取材を始める頃にはもういい気分。椅子に座るのは心地悪いと、応接間のじゅうたんの上に座っての取材となった。親友とは、もちろん、ジャック・ダニエルさんことだよ。
 取材が終わったあと、エレベーターの前で久しぶりにHUSHのTAKASHIくんに会う。「夏だから」と髪を刈り上げにしてたけど、ホントに涼しそうだったよ。これから九州に行くといってたけど、頑張ってね〜!
2004年5月23日
 渋谷のクラブ・エイジアで、ライヴ3連チャン。まずは最近お気に入りのNEVERLAND。ホント、このバンドの世界観はよいよ。3人バンドなのに音もぶ厚くて、カッコよいのだ。続いて、松尾宗仁とJOEが組んでいるGLASS DORCUS。ZIGGYとはまた違うシブいロックンロールには、大人の魅力いっぱい。突然、パーカッショニストがやめてしまったとかで、JOEがパーカッションをたたいていたのにはびっくりした。彼のステージはもう20年くらい見ているけど、パーカッションをたたいているのは初めて見たよ。5日くらい前から練習を始めたといってたけど、さすがさまになってた。そして、最後は元Blue−BのTASTUYAのソロ・プロジェクト。彼が歌っているのを見たのは4年ぶりくらいだけど、かなり成長していてびっくりした。ソロを始めてまだ3回目のライヴだといってたけど、曲もよかったし、頑張ってね!
2004年5月22日
 新星堂主催のWaiveトーク・イベントで、司会をする。最初に楽屋に挨拶に行ったら、入り口のところにインド風味マンゴラッシーという500ml入り紙パックが3箱置いてあったのね。エスニックが大好きなわたしとしてはなんか気になってしまい、軽い気持ちで「一口、ちょうだい」といったんだ。そしたら、孝之くんと善徳くんと貮方くんが声を揃えて、「ええーっ、だめです〜!」と叫ぶのだ。どうやら彼らがめちゃくちゃ気に入っているドリンクで、しかも製造中止になってしまった超貴重品らしい。でも、ここでひるんでは女がすたると思って、「ちょっとでいいから、味見させて」とねばる。結局、貮方くんがコップの底のほうにちょこっとだけくれたけど、なんかびみょーな味だった。正直に感想をいったら、善徳くんはマジに「血管が三本切れる音が聞こえた」といって怒ってたよ。みなさん、もし、どこかでマンゴラッシーのドリンクを見つけたら、3人にプレゼントしてあげてね。
2004年5月16日
 Waiveのライヴに行く。開演前の4コマ漫画に笑い、アンコールの善徳くんの「なかったこと」発言に笑わせてもらう。終演後、次の予定があったのですぐに会場を出て、交差点で信号待ちをしていると、あやしげな車が何度もクラクションを鳴らすの。最初は無視してたんだけど、ふっと運転席を見ると、なんか見覚えのある人たちが手を振っている。そして、「SAKURAとFULTONだよ〜!」という声。「あれぇ、二人揃って、こんなとこで何してるの?」と聞いたら、「AXに来たんだよ!」といってた。あやしげな車だなんて、失礼いたしました(笑)。

2004年5月15日
 YU〜KIちゃんが出ているミュージカル「クラウディア」を見に行く。サザンの音楽を使って構成されている話題のミュージカルだけど、最初に有名な曲があってそこからストーリーを作っていくのは、とても大変そう! 脚本の岸谷さんはすごく苦労しただろうなぁ〜。でも、ちゃんと最後は感動的に盛り上がって、隣で見てたミカリンはちょっとウルウルしてた。ほとんどの出番で宙に浮いていたYU〜KIちゃんは、人間を支配する女王の貫禄十分。衣装がすごすぎて動くのが大変そうだったけど、圧倒的なヴォーカル力はさすがだったよ。
2004年5月14日
 久しぶりに、柳ジョージさんの取材。長くロックをやり続けてきた人の話を聞きたいと思って始めた仕事だけど、若いミュージシャンとはまた違った感覚を持っているジョージさんの取材はとても刺激的だ。適度に大人で適度にヤンチャで、こーいう風に年をとっていけたらいいなってすごく思う。
 その後、Psycho le Cemuの取材。全員取材は久しぶりだけど、Lidaくんの不思議なボケ・トークや、新しい音源に入ってるseek作詞作曲の曲についてみんなで盛り上がってる様子とか、ホントに面白かったよ。ビックリしたのは、DAISHIくんがすごーく痩せてたこと。担当編集者は「どうやってダイエットしたんですか?」ってしつこく聞いてたけど、顔の骨格が違うくらい細くなっててマジにびっくりした。
 取材が終わったあと、昼間からずーっとレバーが食べたかったわたしは、DAISHIくんとAYAくんを誘って、近所の焼き鳥屋に。DAISHIくんが「うちの隣」とまでいうその焼き鳥屋は、わたしの家からいちばん近い居酒屋でもあるんだよね。真面目な音楽の話とか昔のバンドの話とか、いろんな話題で盛り上がったよ。DAISHIくんはビールを大ジョッキで飲んでたけど、それでももう太らないんだって。うらやましいな〜。
2004年5月12日
 父の一周忌。早いものだ。この1年間、今まで考えなかったことをたくさん考えたし、いろんな経験もした。メゲたり落ち込んだり悲しくなったり虚しくなったり。でも、励まされたり優しくされたり「頑張ろう」って思ったり、本当にいろんな感情がごちゃ混ぜになった1年だった。
 FREE TALKの「ドクター・ハラスメント」を読んだ方たちから、たくさんのメールをいただいた。同じような経験をした方、医療の現場で働いている方、本当にありがとう。みんないろんな意見と、最後に必ず「お父様のご冥福をお祈りします」と書いてくれた。そういう優しい気持ちに、短い言葉に、とても癒されたよ。正直いって、この世の中には嫌なヤツとかゆがんでるヤツとかもいっぱいいるけど、優しくて素敵な人もいっぱいいる。できれば、そういう人たちとだけ関わって生きていきたいと切に思う今日この頃……。
2004年5月10日
 中山加奈子ちゃんの結婚パーティ。なんせ、ROCKY HORRAR WEDDING PARTYなんてタイトルがついてるくらいの、盛りだくさんなロックンロール・パーティ。参加者は、二人に一人はミュージシャンじゃないかと思うくらい、ミュージシャン密度が高かったよ。会場に入ったら森重戸城MADがいて、そのテーブルで飲んでいたらPATAMICHIAKIさんがやってきて、アッコちゃんやキョンちゃんもいて、ヴァレンタインのKEN−ICHIくんとかイージーのRYUくんとかとにかくいろんな人がいっぱいいた。結局、二次会までの間PATAチームと飲み、二次会にも顔を出して、ベロベロ。翌日、もらったパーティの記念品の袋をのぞいてみたら、二日酔いを緩和するドリンク剤が入ってた! さすがだ、加奈ちゃん! もぉ朝から一人で、大ウケだったよ! お幸せに〜!

2004年5月6日
 La’cryma Christiのライヴ。最近の彼らのライヴははずれがないんだけど、この日のライヴはテンションが高くてホントによかった。今、活動しているロック・バンドの中では、間違いなく最高のライヴを見せるバンドの一つだと思う。今年は十周年でリリースやらイヴも多いらしいので、楽しみだな〜!
2004年5月2日
 hideの七回忌法要。きれいな花に包まれたhideの写真の両脇にはスクリーンが二つ設置されていて、左側でX JAPANのライヴ、右側ではソロのライヴが法要の間中流れていた。でも、お坊さんたちが真面目に読経している横で、裸のダンサーは踊ってるわ、CO2を撒いて大暴れしている人はいるわ、で、すごいミスマッチだった。いかにもhideちゃんらしかったけどね。
 その後、場所を移して、法要後の立食会。いろんな人の挨拶があって、みんなが一様にhideを偉人として称えていたのね。生前の彼を知らない人がhideの残したものを通じて、彼を敬愛するのは素晴らしいことだけれど、わたしにとってはやっぱりいたずら好きでお茶目なhideポンのイメージが強い。だから、マイクの前に立っとき、つい「彼は聖人君子じゃなくて、みんなに愛される暴れん坊だったと思う」と話してしまった。そしたら、次に指名されたhide行きつけの店のマスターも、「何回店を破壊されたか。正直、かなりお世話させてもらいました」とスピーチして、ミュージシャン仲間には大ウケだった。すごく真面目な雰囲気だったから、そんなこと話してしまってちょっと心配だったけど、hideのお父さんが「あなたの話を聞いていると、いつも胸がいっぱいになります」といってくれて、わたしのほうが胸がいっぱいになってしまった。
 会場にはたくさんのミュージシャンが集まっていて、みんな元気そうだったけど、相変わらず口が悪いの(涙)。UME&NORIのおにぎりコンビ(このいい方、なつかし〜!)やLADIES ROOMにずーっと「ばばあ」といじめられていたので、YOSHIKIが「大島さん、久しぶり! 全然、変わんないね!」といってくれたときには、思わずにんまりしてしまったよ。そしたら、みんなすかさず「YOSHIKIさん、口がうまいなぁ」「本気にするなんて、相変わらず能天気ですね」と、いいたい放題。まぁ、もう10年以上もこの調子だから、いいんだけどね〜。
 その後、横須賀からオンエア・イーストに直行して、JILSのライヴへ。ちょうど5分前に会場に着いたのに、ものすごい人でビックリ。とにかく人が多すぎて、ライヴが始まってもメンバーがまったく見えないのだ! 真っ黒い服で一階に行ったりあちこちウロウロしてたわたしは、きっと落ち着きのないファンだと思われただろーな……(笑)。でも、CDよりもずっとテンションが高くて、とてもいいライヴだったよ!
2004年5月1日
 妹が飼っていたロングヘアー・チワワ、レオの四十九日法要。17歳だった。うちの実家で長い間預かっていたし、わたしも散歩に連れて行ったりよく一緒に遊んだ愛犬だ。小さな骨壷を見ていたらなんだかとても切なくなってしまったけど、人間と同じように弔ってもらえたレオは幸せ犬だな。帰りに母に「ウランはわたしと一緒のお墓に入ることはできないのかな」といったら、「それは無理でしょう」といわれた。「わたしの骨には、もれなくウランの骨もついてくるんだから」と駄々をこねたのだが、一笑に付されたよ。いーもん、ウランも一緒に入れる大きなお墓を建ててやる〜!

ロックンロール日記目次へ 大島暁美サイトトップへ