[ROCK'N ROLL DIARY]

2004年8月29日
 YURAサマ劇団☆新感線の吉田メタルくんと一緒に、ZEP東京に第十四帝國を見に行く。雨が降っていたのでわたしの車で行くことにしたのだけど、首都高がメチャ混みで一般道を走っていくことにした。でも、いつも家の近所から首都高に乗ってそのままお台場に行ってしまうので、レインボーブリッジの行き方がよくわからなかったんだよね。「たしかこのへんを曲がるんだったよな」とかブツブツいいながら運転してると、YURAサマに「僕に東京の道のことは聞かないでください」と釘を刺された。で、結局、迷ってしまい、同じ道を2回も走るハメに。そしたら、助手席のYURAサマはニコニコして「こういうのって、楽しいですね」なんていうのだ。こっちは「開演時間に間に合わないかも〜」なんてあせっているのに(涙)。「なんで?」と聞いたら、「だって、何ごともすんなりいかないほうが、達成したときの喜びが大きいじゃないですか」といわれ、絶句した。ホントに、YURAサマって超ポジティヴ・シンキングだよね!
2004年8月28日
 芝浦に新しくできたライヴハウスに、蜉蝣三連チャンライヴを見に行く。外は雨だっていうのに、会場の蒸し暑いことといったら……。本人たちは以前取材で「夏の終わりに3日連続ライヴなんて、絶対死にます」なんていってたけど、暑さにもめげずにすごーく頑張ってたよ!
2004年8月25日
 HOT WAVEの収録。今回のゲストは、プラスティック・トゥリーVogus Imageだ。今回、わたしはすごい爆弾発言をしてしまったの。プラのPVが流れてるとき、オフ・マイクのスタジオでは竜太郎が痩せたという話題になったんだ。その隣の正くんと目があったわたしは、つい「正くんは昔からずーっと、すっごい痩せてるよね。鶏がらみたい」と、ポロッといってしまったのだ。その言葉に正くんはもちろん、竜太郎ものぼるさんも反応しまくり。「ひど〜い!」「ひどすぎる!」の大合唱になってしまった。「ごめん! 別に悪い意味じゃなくて、とにかくすごくスリムでカッコいいといいたくて、変な比喩を使ってしまった」と、あわててわけわかんないいいわけをするオーシマ。でも、幸いなことにそのときのスタジオ・トークは収録されていなかったので、オン・エアはされないとわたしは内心ホッとしていた。なのに、なのに、PVあけで普通のスタジオ・トークに戻り、真面目にアルバムやツアーの話をしていたら、のぼるさんがいきなり「さっきの大島さんの鶏がら発言はひどかった」って、話を蒸し返すの(涙)。おかげでしっかりオン・エアされてしまって、きっとわたしは正ファンに石を投げられるに違いない。もぉぉ、のぼるの大馬鹿ものぉぉ!! 
 でも、そのリベンジは、9月最終週のHOT WAVE特別編で流れるから、こっちも見てね。アシスタントの三島さんと芝池さんと女三人トークで、かなり盛り上がった。とりあえず、しゃべってるわたしたちは、ちょーおかしかったんだけど……(笑)。
2004年8月24日
「日本ヘヴィメタル大全」の取材で、Make−Upの河野くんと山田くんが組んでるバンドのリハ・スタに行く。そしたら、今年の夏はよく会うSHARAと、お久しぶりのテラチンがいた。今年は「久しぶり」に会うミュージシャンが多くて、楽しいな。
2004年8月23日
 Kra!の取材。メンバーに会うのは初めてだったんだけど、4人とも個性的なのですぐに名前と顔を覚えることができた。とくに黙っていると2枚目の舞くんのユニーク・トークには、かなり笑えたよ。みんなのいじられキャラになってるみたいだけど、自ら志願して着ぐるみに入ったり、バンド名のロゴにクマをつけようと提案したり、発想が面白いのだ。
 その後、La’cryma Christiの渋谷AXライヴに向かってたら、駅前でばったりヴェルベット・スパイダーのAOIくんに会った。わたしはちょうど携帯で話中だったので、「あ〜、久しぶり!」としか挨拶できなかったんだけど、元気そうだった。
 ラクリマは取材だったので、2階席のいちばん前で真面目にメモを取りながらライヴを見ていたら、終演後、TAKAに「2階のいちばん前にチョコンと座って見てたでしょ〜」とすぐ突っ込みを入れられた。それから、LEVINに「大島さんの過去を書いた新聞をSHUSEが持ってきたので、開演前に楽屋でみんなで回覧したよ」とかいうの。「何のこと?」と疑問に思ったのだが、それはわたしが卒業した大学の新聞にインタビューされた「先輩こんにちは」という記事だった。結構、真面目にライターになる前の仕事のことも語ってたので、みんなに読まれてちょっと恥ずかしかったかも。ったく、SHUSEったら、ライヴ前の暇つぶしにみんなに見せないでよ〜(笑)。

2004年8月22日
 WOWWOWのプレミアム・ライヴで、河村隆一が一夜限りのジャズ・アレンジのライヴを行うというので、日帰りで名古屋へ。でも、大ボケのわたしは新幹線の時間を1時間勘違いして、大遅刻してしまった。名古屋駅で待っててくれた担当編集者N嬢は、時間つぶしにショッピングして皮のジャケットを購入してしまったそうな。散財させてしまって、ごめんなさい。久しぶりに見るRYUちゃんのライヴ。サックスやピアノをバックに歌う姿は、なんだかとても艶っぽくてとても素敵だったよ!
2004年8月19日
 ツアー中のPsycho le Cemuを電話取材。一人10分くらいずつ時間をもらって、順番にインタビューしてたら、YURAサマに「なんですか、この電話リレーは?」と笑われた。seek、AYA、YURAサマは電話から聞こえる声が普段とほとんど変わらなかったんだけど、Lidaはちょっと違う雰囲気。「あれー、Lidaくんだけ、電話だと声が違うね」といったら、「それは寝起きだからです」といわれた。最後に出てきたDAISHIも、完璧な寝ぼけ声。相当熟睡してたみたい。だけどね〜、この取材、夕方の6時からだったんですけど……(笑)。
2004年8月16日
 Make−Up20周年記念BOXの取材で、久々に河野くんに会う。河野くんに会うのも、何年ぶりだろう。取材は「勝手に連絡とって、勝手にやってください」とおまかせだったので、携帯で連絡をとって彼の家の近くのデニーズで待ち合わせをする。「久しぶりだから、顔がわかるかな〜?」なんてお互いに心配してたけど、そんなのはまったくご無用だった。店に入ってきた金髪の人見たら、もー一発で彼だってわかったよ。河野くん、 Make−Up時代よりも派手になってたかも(笑)。
2004年8月13日
「日本ハードロック大全」の取材で、ACTION!の高橋ヨシローさん大谷慶一さんへインタビュー。今は大阪に住んでる慶一さんと会うのは、いったい何年ぶりだろー。20年前にロックバンドとしては革新的なことを次々にやってたACTION!の面白話や苦労談をたくさん聞けて、この日も大充実! でもって、「今がいちばん楽しい」って胸を張っていえるのは、ホントにカッコいいと思ったよ。
 夜は、吉祥寺のライヴハウスに柳ジョージさんのライヴを見に行く。ピアノとギターだけのトリオ編成。それにしても、ジョージさんの圧倒的な歌の説得力は本当にすごい。曲を聞いてるだけなのに、目の前に映像が次々浮かんで、短編映画を見ているような気分になってくる。名曲「コインランドリーブルース」は、本当に泣けるよ。歌に説得力をつけたい新人ヴォーカリスト諸君、一度聞いてみることをオススメするよ。

2004年8月12日
 元SIAM SHADEの遠藤一馬くんと打ち合わせ。彼も「着ギターSUPER LIVE!」に参加してくれるのだ。渋谷の某ホテルのカフェで会ったんだけど、彼はすごくカッコ可愛いサンダルを履いて登場。きっとあのちょっとハイソなカフェに、サンダル履きでいたのは一馬くんとわたしだけだったんじゃないかな……(笑)。
2004年8月11日
  没後5年を迎える漫画家の多田かおるさんのご主人にロング・インタビュー。知ってる人も多いと思うけど、多田さんのご主人はあのPRESENCEのヴォーカルのシゲルなのだ。多田さんは自分の大ヒット漫画「愛してナイト」を地でいくようなロック・ミュージシャンとの恋を実らせ、ゴールインしていたのである。恋愛中〜結婚直後はずーっと秘密にしていた2人のラブ・ストーリーがばっちり聞けて、取材はすごーく面白かった!! インタビューは「婦人公論」に載る予定なので、「ミュージシャンとの恋」に憧れている人は、是非、読んでね。←掲載日は9月後半だと思うので、その頃の車内&新聞広告を要注意!
その後、初のソロ・アルバムをレコーディング中の松尾宗仁のスタジオへ。今、わたしが企画協力している「着ギターSUPER LIVE!」に宗仁も参加してくれることになって、その打ち合わせなのだ。でも、ちょっと前に電話で話したときは「デビューしてから、今がいちばん忙しい」とバリバリ元気だった宗仁だが、この日は夏風邪をひいてちょっとバテていた。「本当は歌入れの予定だったんだけど、この声じゃ歌えないよ〜」と嘆いていたけど、宗仁のヴォーカルをちゃんと聞ける作品は初めてかも。彼の好きなローリング・ストーンズを髣髴させれる作品に仕上がりそうということなので、楽しみだな!!
2004年8月8日
 日帰りで、大阪出張。今、Make−Up20周年記念BOXのブックレット製作中なので、ちょうど大阪にいた初代プロデューサーの樋口さんをつかまえてインタビューをすることになっていたのだ。なにしろLOUDNESSは、今、セルフカバー・アルバムやニュー・アルバムの製作で忙しく、東京でつかまえるより大阪のほうが可能性があると思ったのだ。仕事を終えた樋口さんがいる喫茶店に行ったら、そこにはSHARAとマークンもいて、外はまだ明るいのにおいしそうにビールを飲んでいた。たしかに、この時期、仕事を終えたあとのビールは、サイコーだよね。樋口さんは水割りをチビリチビリと飲みながら、懐かしい思い出話をいろいろ聞かせてくれた。最近、バンドの歴史をたどる取材が多くて、ホントに興味深い。なんか取材してるわたしが、いちばん喜んでいるような気が……(笑)。

2004年8月4日
 東京の端っこが見てみたくなって、奥多摩に行った。今年の夏は仕事が立て込んでいて、しかも「−18−」もあるからメチャクチャ忙しいんだけど、いつも以上にリフレッシュ時間はしっかりとってる感じ。前の晩から頑張って作ったお弁当を、川原で食べたときは、ほーんとに気持ちよかった。最近、とみに田舎志向が強くなってるわたしだけど(テレビの影響大)、眺めのよさそうな古いおうちを見るたびに、「あれ、いくらかなぁ?」なんてことばっかりいってたよ。
2004年8月3日
 昨日に引き続き、「日本ヘヴィメタル大全」の取材で、アースシェイカー4人に会う。一人一人単体では取材とか打ち合わせとかその他もろもろでたまに会うんだけど、4人揃っていうのは超久しぶりじゃないかな〜。こちらもじっくり貴重な話がたくさん聞けて、密度の濃いインタビューだったよ。でね、アースシェイカーがデビュー前に法隆寺でリハをしてたという話が出てきて、わたしは何度も「そんなことが許されるわけ!?」って驚いて、しばしメンバーとちぐはぐな会話が続いたんだけど、よーく聞いたら法隆寺という町の名前だったの。わたしは世界遺産の法隆寺の中でリハしてたのかと思って、メチャクチャびっくりしたんだけど、よーく考えたらそんなことありっこないよね。その勘違いが発覚したあとは、みんな大爆笑!! 失礼しました(笑)。
 さて、この取材の記念にKUDOちゃんが自分の携帯で記念写真を撮ってくれることになってたんだけど、いざとなったらどーやってカメラを起動していいのかわからず、四苦八苦。結局、カメラマンさんにポラを撮ってもらった。KUDOちゃん、あれ、自分の携帯なんだよね〜!
2004年8月2日
 元44マグナム〜現ヴェルベット・スパイダーの広瀬JIMMYのロング・インタビュー。この間、ESPのパーティのあと久しぶりにチラッと飲んだんだけど、こーいう風にゆっくり取材するのは2年ぶりくらいかな。JIMMYがギターを始める頃の話から44マグナム時代、そして現在に至るまで約3時間の超ロング・インタビュー。ホントは2時間の予定だったんだけど、2時間すぎたところでまだマグナムは解散してなかったからね(笑)。それをほとんどカットせずに収録する予定なんで、かなり読みごたえがあると思うよ!! 詳しくは、http://www.ongakusenkasha.co.jpを見てね。
 でも、2年くらい前に取材したときにもいわれたんだけど、JIMMYがマグナムでデビューしたときに初めて取材をしたのがわたしで、そのあと有楽町の焼き鳥屋に飲みに行ったというの。う〜、全然、覚えてないんだよね……。事務所の社長に聞いても「違うんじゃない」といってたからJIMMYの記憶違いだと思うんだけど、なにしろ20年も前のことだからね〜、真相は闇の中(笑)。

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