3週間ほどお休みをとって、モロッコ旅行。昔はしょっちゅう気ままに長期間旅行してたけど、ここのところ少しお休みしてたので、気まま旅行は久しぶりだ。
ことの発端は、おととし、テレビで「フェズの迷宮都市」と、「大道芸人と屋台が集まるエネルギッシュなマラケシュのフナ広場」を見たのが、きっかけ。それから「行きたい」という気持ちがどんどん大きくなり、昨年、マイレージでヨーロッパ往復のチケットが手に入ることになったので、モロッコ行きのチケットを入手した。でも、今年前半はなかなかまとまった休みがとれず、ひそかに画策して、10月中旬からようやく休みがとれて、旅行が実現したのだ!
旅仲間のカメラマン三浦麻旅子嬢から「サハラの砂漠もいいらしい」と聞き、旅程にはサハラ砂漠も入り、アトラス山脈を越えてモロッコを縦断することに。アフリカ大陸は初めてだし、本格的なイスラム圏も初めて(マレーシアとトルコは行ったことあるけど、戒律的にはかなり柔軟な国なので)。で、やっぱりモロッコはすごい国だった。エキセントリックな自然、砂漠の雄大さ、習慣と文化の大きな違い……。いろんなことがあって、いろんなことを考えた旅だったけど、ビックリしたのはラマダン(イスラム教の断食月)。旅行中ずーっとラマダンだということは知ってたけど、ガイドブックやインターネットには「旅行者には関係ない」って書いてあったんだ。ところが、とんでもない! 飲食店はほんの一部の旅行者向けのところ以外昼間はまったくやってないし、店も午後3時には閉まってしまうの。夕方のお祈りの時間には家に帰って、そのあとの朝食を家族揃ってとるのが大切とされていて、夕方には街から人が消え、公共バスまで止まってしまうのだ。特に最初に敬虔な信者の多い古都のメクネスとフェズに行ってしまったので、夕方街から人の姿がいきなり消えてしまったときには、マジに第三次世界大戦でも勃発したのかと焦ったよ。
他にもカルチャー・ショックなことは多かったけど、マラケシュのインターネット・カフェで、チャコール・フィルターのヴォーカルの大塚くんから、ふつーの読者メールに混じって「−18−」の感想が届いているのを見つけたときは、ビックリ&超嬉しかった。ちょうど旅も二週間をすぎ、日本のことを忘れつつある頃だったので、なんか励みになったよ!
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