[ROCK'N ROLL DIARY]

2007年4月30日

 アンカフェ日比谷野音。この日で坊くんが脱退してしまうという節目のライヴだ。いつも明るい彼らのことだから、明るく「にゃっぴー」ってお別れするのかと思っていたら、涙、涙、大号泣。アンコールに一人ずつ坊くんとの思い出を語って、ステージ上だということも気にせず泣いている。でも、「前向きなことだから、笑顔で」なんて無理せず、悲しいことは悲しいよ〜!ってストレートに表現するのが、彼ららしかった。

アンカフェの曲順表は、いつもカフェのメニューみたいに、凝ってます♪

 終演後、坊くんさよならパーティに行ったら、杉本善徳くんseekと同じ席になった。不思議な関係のようにも思えるけど、実は二人はお互いのライヴに行ったり仲がいいらしい。面白い夜だったよ。

2007年4月28日

 アリス九號.NHKホール。この日のライヴは、ものすごくよかった。野音の時は気持ちが空回りしているようなシーンもあったけど、この日はいい意味で曲を大切にしながらも、自分たちの想いや熱をしっかり観客に届けることのできたライヴだったと思う。

 開演前、スタッフさんに「今日の銀ロールにはバンド名が印刷されているので、頑張ってとってください」といわれたのだが、2階席まで届かずゲットできなかった。残念。

 もちろん、この日もライヴの後はしっかり、星にならせていただきました☆

2007年4月26日

 仕事の空き時間があったので、近所のアジアン・カフェに行った。そしたら、一席空けた隣に、ものすごく横顔のきれいな男性が座っている。しばし見とれて(?)いたら、彼がこっちに気がついて、「あーっ!!!」と店中に響き渡るような声。なんとそれは、数日前に野音で再会したCIPHERだった。「この間は、来てくれてありがとう」と丁寧にお礼をいってくれて、一緒にいた人に「CIPHERがこんなに小さかった頃から、お世話になってる人」と紹介してくれた。それにしても、すごいオーラというか存在感。ステージで輝いている人は、オフもちゃんと輝いているってことなんだな〜……。

2007年4月22日

 絵本を出した河村隆一の取材。「細木数子の番組、見たよー」といったら、「本当? どうだった?」とニコニコしてた。「真矢くんも見たといってて、隆ちゃんのこと誉めてたよ」と伝えたら、さらにニコニコ嬉しそうだった。

 5時50分に取材を終え、タクシーに飛び乗って6時には野音へ。今日は、D’ERLANGERの復活ライヴなのだ。なんだか感慨深いものがあったなぁ。タイムマシンに乗ったような、時が止まったような、不思議な感覚だった。90年の解散ライヴのレポも書いたし、17年ぶりの復活ライヴのレポも書くことになるなんて、とても光栄だ。

 でも、やっぱ、D’ERLANGERはカッコいいなぁ。KYOちゃんの歌がすごくよくなってて、筋少の時にも感じたけど、ヴォーカリストは歌い続けてることが大切なんだなと思ったよ。 

 終演後、バックステージに行ったら、メンバーが出てくる前に早々と打ち上げの地図が配られた。この感じも、なんだか懐かしい(笑)。会場にはものすごい数のミュージシャンが来ていて、ビックリ。あまりにも多すぎて名前が書ききれないけど、D’ERLANGERの影響力の大きさをあらためて実感したよ。

2007年4月21日

 アリス九號.日比谷野音。空は厚い雲に覆われていたけど、客席にはたくさんの星が輝いていて、とてもきれいだった。
 ライヴ中、Naoくん沙我くんが「居酒屋に星になりに行く」と話してたけど、このフレーズ、超気に入った♪ これから、ライヴが終わった後の、合言葉にしよっと。もちろん、この日も、早速、知り合いと野音の近くで星になりに行ったよ。

2007年4月20日

 真矢くんが、レナード衛藤さんのアルバム発売記念ライヴに出るので見に行った。スティーヴ衛藤と3人のドラム対決。ステージには打楽器が3人しかいなくて、普通のコンサートとは違う雰囲気だったけど、スリリングで面白かった。隣でLEVINが見ていたので、昔、淳二くんと3人でドラム対決したことを思い出していたら、「やっぱりドラムたたきたいですね〜」といってた。

 真矢くんがお能と競演した舞台も見たし、次は是非、鼓を打ってるとこが見たいな〜。


2007年4月19日

 S.Q.Fの取材。いつもはわりとクールに音楽のことを語ってくれる二人だけど、この日のインタビュー後半ですさまじいエピソードが披露されて、超ビックリだった。Naoくんは思い立ったらふらりと電車に乗って網走に行っちゃうような人だというし、michi.くん一人でバリ島に行って現地の人におごりまくって文無しになり、帰りの出国税や成田からの電車賃を知らない人からもらって帰ってきた経験があるんだって!! 話を聞いて、大爆笑だった。あまりにも面白かったので、ホントは原稿全部この話で埋め尽くしたかったくらいだよ。

 S.Q.Fのサイト→http://www.sqf.jp/pc/

2007年4月17日

 この間、隆ちゃんの取材をした時、「細木数子の番組に出る」といってたが、この日がちょうどそのオンエア日だった。普段はあまりテレビを見ないのだけど、ちゃーんと全部見たよ〜!

 その中に、ビジュアル系は体育会系の縦社会だという話が出てきた。LUNA SEAにはたくさんの先輩がいて、フリップにLADIES ROOM東京ヤンキースかまいたちD’ERLANGERZI;KILLとかのバンド名が書いてあったの。これは、かなりウケたよ! 話のオチは「このバンドたちのボスが、細木数子の大好きなYOSHIKIである」ということだったんだけど、 あのフリップを作ったスタッフさんって、きっと昔、ビジュアル系が好きだったんじゃないかな〜。一人でテレビ見てて、大笑いしちゃったよ。

2007年4月7日

 三浦麻旅子ちゃん写真展「マルチサーカス」に行く。旅友である彼女とは世界中のいろんなところに一緒に行ったけど、インドにも一緒に行ったことがあって、彼女が撮り続けていたサーカスも見たことがあった。だから、懐かしかったな〜。

 場所が新宿ゴールデン街の飲み屋で、お酒を飲みながらゆっくり写真を見ていられるのがまたよかった。

 そしたら、夜中にダイヤモンド☆ユカイくんがやってきて、久しぶりに一緒に飲んだ。6月17日にSHAKEと一緒にライヴをやるといってたよ〜。この2人、なんだかんだいいながらも、定期的に一緒にライヴをやってるよね。なんか腐れ縁の夫婦みたい(笑)。

 詳しくは、ユカイくんのHPへ。http://www.diamond-yukai.com/

 ユカイくんが書いた自分ヒストリーも載ってて、これがかなり面白いよ。


2007年4月13日

 昨日に引き続き、アリス九號.のPV撮影密着取材。取材者のわたしでさえ、家を出たのが朝8時半で、帰ったのが夜中の12時近いという長丁場。メンバーは取材陣より早く撮影場所入りし、遅くまで撮影という強行軍だった。でも、「昨日は4時間半寝たから、元気です」(将)と、全然疲れた表情を見せないで撮影に取り組んでいる。ホントに、どんなに過酷なスケジュールの中でも、アリスのメンバーが嫌な顔とか疲れた表情をしているのを見たことはない(眠そうな顔とかボーっとしてる時は、あるけどね)。撮影にも取材にもいつも一生懸命取り組んでいるし、そのひたむきな姿勢はえらいなぁと思う。彼らの周りに人がいっぱい集まってくるのは、彼ら自身が謙虚に熱心に夢に向かって前進しているからなんだと思うな。

 この日、わたしは一眼レフを持っていって、宮脇大師匠にピッタリくっついてカメラのイロハを教えてもらった。プロのカメラマンとプロの被写体(?)がいる現場で、カメラの勉強ができるなんてホントに役得だわ。もっとも、わたしの作品は臨場感あふれるものばかりで、とてもとても使い物にはならないけどねーっ。

*臨場感あふれる作品……要するに、ピントがブレてるということ(笑)。

2007年4月12日

 アリス九號.の取材。この日、彼らは撮影があり、その前の取材だったので、お昼の12時半だというのに全員がフルメイクだった。しかも、翌日が朝早くからPV撮影の予定なので、「このまま明日までずーっとメイクしてたら」といったら、「さすがにそれは困ります」といわれてしまった(笑)。

 取材が終わり、駅に向かって道を歩いていたら、メンバー全員を乗せた車が歩道をテクテク歩いてるわたしと編集嬢の横を通り過ぎて行った。助手席に乗ったフルメイクの沙我くんが、窓を開けて手を振ってくれたんだけど、時節柄、その様子はまるで選挙の立候補者のようだったよ。沙我くんみたいな候補者がいたら、すぐに投票しちゃうけどね。


2007年4月5日

 久しぶりにSUGIZOに会う。彼が初対面の人と会うので、両者をよく知ってるわたしにも顔を出してと誘われたのだ。
 彼はLAから帰国したばかりで、数日後にはロンドンに向けて旅立つというお忙しさん。しかも、その間にレコーディングをしたり、ライヴをやったり、原稿を書いたり。「寝る時間がもったいない」といってた。もっといっぱい本を読みたいから、速読を習得したいとも。わたしも同じこと考えたことがあったんだけど、寝る時間を減らしてみたらその分お昼寝しちゃうし、速読もあまりにも難しそうなのでやり方をちょっと聞いただけであきらめてしまった。その話をしたら、「よくわかる〜」と笑ってたよ。

 そういえば、その時、LUNA SEA時代の彼を知ってる人も同席してたのだが、「SUGIZOくん、ちょっと落ち着いたような気がする」といってた。たしかに、しゃべるテンポが少しゆっくりになったかもしれないな。でも、中身はやっぱり「パワフルSUGIZOくん」で、ホントにいろんなことに興味を持ってた。楽しい時間だったよ〜!
2007年4月4日

 Daccoのライヴ。2階席で見ていたら、一曲ごとに始まる前、YURAサマが上手のほうに行って何かやってるのね。たしか、前々回からカラオケのスイッチはスタッフが押してくれるようになったといってたのに、また人手不足でYURAサマがやるようになったのかしらと思っていたら、最後のMCで謎がとけた。ステージ上手に、Lidaくんが曲名を書いた紙が置いてあって(ちょうどわたしのとこから見えなかったの)、YURAサマは曲ごとにそれをめくりに行ってたのだ。相変わらず、手作りほんわかムードいっぱいのDaccoさんです(笑)。

 この日以来、わたしの頭の中ではずーっと「太陽の夜」が鳴ってるの。誰か、止めてくれーっ!!

2007年4月2日

 昨日に続いて、嬉しいこと第二弾
 
 ミカリンが「お誕生日ゴハンを食べよー」というので、いつもの調子でほぼ普段着のまま近所に出かけた。お店のドアを開けた途端、クラッカーと拍手といっぱいの笑顔が。

 わたしに内緒で、サプライズ・パーティを企画してくれてたの。

 LEVINがブログに書いてくれてたけど、ホントに素敵なメンバーでウルウルでした。ロウソクを立てたケーキを両手で一個ずつ持つ姿が妙にサマになってたドラムの巨匠とか、わたしのこと東京のあけみママと呼ぶ人とか、誕生日が一週間違いで「今年はお祝いしてくれなかったね〜」という人とか。いろんな人がいっぱいいて、本当にとっても嬉しかった。全員とツー・ショットのポラ写真を撮って、みんながメッセージを入れてくれた写真ケースは、一生の宝物にします。

 実は、今年はサプライズ・パーティをもう一回やってもらっているの。誕生日の前日、取材で行ったライヴの楽屋でも、いきなり電気が消えて、メンバーがケーキを持ってきてくれた。

 最近、ちょっと体調が悪かったり、依頼されてた仕事がポシャったり進まなかったり、気分が重いことが多かったんだけど、なんだか元気になったよ。みんなに「メゲてちゃ駄目だよ」って、背中を押してもらった気がする。

 記念にと、一眼レフでみんなの写真を撮りまくったけど、ほとんどがボケてた。あ〜、カメラマンへの道は険しいなぁ……。


2007年4月1日

 ガイズ・ファミリーの初取材。この間、イベントでライヴを見て、「いいバンドだな」と思ってたら、早速の取材で嬉しいな。
 この日は桜が一気に開花したポカポカ陽気なのに、Kightくんは毛皮のジャケットを着てるの。「暑くないの?」といったら、「これが僕の春ファッションなんです」といいはってたよ(笑)。

 取材の後、「筋少ちゃん祭り」を見に行く。8年ぶり筋肉少女帯ライヴだけど、8年のブランクをまったく感じさせないすっごくいいライヴだった。てか、8年前よりパワーアップしてる感じ。大槻くんの歌がすごく良くなってたし、エディのピアノが入った筋少はより緻密で完成度が高かった。

 終わった後は、昔と同じく打ち上げに参加。で、橘高ちゃんにとっても嬉しいこといわれた。この間インタビューしたフールズメイトの記事を誉めてくれて、「あそこまで本音を語れたのは、昔から見ててくれる大島さんだからだよ。他の人じゃ、絶対にあんなこと話せない」といってくれたの。筋少のライヴがよかった+取材者冥利に尽きる言葉をいってもらえて、ビールを飲みながらジーンとしちゃった。

 それにしても、相変わらず橘高ちゃんはビールを飲むペースが早い!変わってないなぁ。もっとも、わたしもほぼ同じペースで飲んでたけどね(笑)。

 ライヴには、移動マッサージさんという絵描きさんと一緒に行った。昨年、柏のライヴ・ペインティングで知り合った人で、いろんな賞をもらってる新進気鋭のアーティストさん。筋少と大槻くんが大好きだというので、お誘いしたの。とてもユニークでパワフルな絵を描く人なので、アートに興味のある人はチェック!

移動マッサージさんのHP→http://www.geocities.jp/massagesidopaintingworld/toppage1.htm

ロックンロール日記目次へ 大島暁美サイトトップへ