[ROCK'N ROLL DIARY]

2008年11月30日

 樋口宗孝さん(LOUDNESS)の訃報を聞きました。……悲しいです。

 樋口つぁんと最初に会ったのは、アリーナ37°C84年4月号の巻頭特集の取材の時でした。当時、わたしは悩みながらもまだテレビのレポーターをしていたのですが、この取材をきっかけにキッパリ足を洗う決意をしました。初対面なのに三茶の飲み屋で取材して、そのあと、みんなで樋口つぁんの行きつけの店に流れましたね。

 ロンドンでライヴを見たこともあったし、後輩のバンドを紹介してくれるために下北沢の焼き鳥屋に行ったこともあったし、オリジナル・メンバーでLOUDNESSが復活したあと、すごく嬉しそうに飲んでた姿を今でも思い出します。

 日本のロックシーンにとって、あまりに大きな存在の人だったので、本当にまだ信じられない気持ちでいっぱいです……。

 樋口さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。


2008年11月29日

 アリス九號.のPV撮影密着取材。ニューアルバム「VANDALIZE」が完成した直後なので、空き時間にはメンバーとずーっとアルバムの話をしてた。出来上がったばかりだから、みんな感想を聞きたかったみたいだし、アルバムにこめた想いとかをたくさんしゃべりたかったみたい。アルバム取材じゃなかったのが、残念(笑)。でも、メンバーと雑談してるところをずーっとメイキングのカメラが撮ってたから、もしかしたら、その時のトーク、どこかで使われるかも。

 スタジオに着いて一番最初に会ったのが虎氏で、開口一番「今日は押してませんよ。えらいでしょ」と胸を張ってたのに、結局、メインのシーンの撮影が始まったのが、ぬぁ〜んと6時間半押し!!これは、スゴイ。今までアリスのPV撮影は何度も見てるけど、こんなに押したのは初めてかも。

 その理由は、メンバーが映像の質感と色合いにとことんこだわってたからなの。リハーサルして、テスト映像をモニターでチェックして、メンバーが意見をいって、スタッフさんがセットや照明を変えて……ということの繰り返し。でも、本当にどんどん良くなっていくのが歴然とわかって、見ていてとても興味深かった。最初は難しい表情をしていた将くん沙我くんが、映像がイメージに近づいていくにしたがって、だんだんと笑顔になっていくのも、見ていて楽しかった。

 長い待ち時間の間に、取材陣を楽しませようと、みんないろいろ気をつかってくれたしね。虎氏は夕食用のお茶を積み上げてアリス・タワーを作ってたし、Naoくんは「きみのくれた〜♪」と「JEWELS」を歌いながら、チョコうまか棒を配るという素晴らしいパフォーマンスで、わたしたちをなごませてくれた。

虎氏制作のアリス・タワー。この手は誰!?(ヒントは、光る衣装)

 で、わたしは、この日もまたまたオバカ発言!ヒロトくんに「絶対に、ロックンロール日記に書いてください」といわれたので、自己申告するよ(涙)。

 雑談中、ヒロトくんが「ナイン・インチ・ネイルズのライヴを見に行った時、モッシュがすごくて買ったばかりのシャツがビリビリになってしまった」という話をしてたのね。それで、「わたしもケミストリーを見に行った時、すごいモッシュで2階に避難したことがあるよ」といったの。それを聞いたヒロトくんは何度も首を傾げて、「ケミストリーでモッシュ?」と不思議そうな顔をしているのね。その反応を見て、3秒後にすごい間違いをしでかしたことに気がついた!そう、わたしが見に行ったのは、ケミストリーじゃなくて、ケミカル・ブラザーズだったの!あ゛〜、穴があったらもぐりこんで、貝になってしまいたいわ……くすん。

2008年11月27日

 吉田メタルくんさりのくんと、近所の焼肉屋に行く。マッコリをガンガン飲んでいい気分になった頃、Lidaくん登場。さらにマッコリガンガン。おいしかった〜&楽しかった(笑)。

 実は、みんなでちょっとした悪巧み♪

 この日記を読んでる人は知ってると思うけど、アラスタもうちの新年会がきっかけで始まったことだし、もしかして、また何か始まるかもしれないよ♪(あくまで仮定。よくある単なる酔っ払いの妄想かもしれないからね……笑)。

3人の酔っ払いくん♪たのしそー!!

 3人のブログに、バージョン違いの写真が載ってるので、みんなチェック!

さりのくん→http://ameblo.jp/sa-ri-no/
メタルくん→http://blog.olga.to/metal/
Lidaくん→http://ameblo.jp/dacco-lida/

2008年11月25日

 すっごく遅くなっちゃったけど、PATAちゃんの誕生日飲み会。実は、彼のバースデーである11月4日の夜、MICHIAKIさんから「リハが終わって、今から飲みに行くからおいで〜」とお誘いいただいたのだけど、別件が入っていたので断念してしまった。

 午後8時頃から友人たち数人で焼酎をなごやかに飲んでいたら、遅れて登場したのが先日プレゼンスの復活ライヴを終えたばかりの白田一秀シロヤン。最近、ギター教師などもしている彼は、この日、教え子たちのライヴを見て、打ち上げで飲んでから、こっちの会に合流したのだそう。かなりいいテンションで、まったりPATAちゃんとのトークはメチャクチャ面白かった。

 昔は絶対に時間を守らないことで有名(?)だったシロヤンが、“センセイ”やってること自体不思議な気がするのだが、PATAに「飲みすぎはよくない」とか「ちゃんと健康診断を受けたほうがいい」とか、らしからぬ発言のオンパレードにはかなり驚いたよ。

 でも、夜中の3時にお店を追い出されたあと、「飲み足りないから、どっか行こう」と言い出したのは、他ならぬシロヤンだった。「明日、授業はないの?」と聞いたら、「1時からあるけど、ヘーキ、ヘーキ」だって。さすが、シロヤン、「飲みよすぎはよくない」といってたのは、どこの誰だったかしら(笑)。

 そーそー、この誕生日飲み会に誘おうと思って、久しぶりに横関ジェットフィンガー敦くんに電話した。筋肉少女帯の武道館ライヴの時、出演してたから挨拶したかったんだけど、バックステージがすごい人で会えなかったんだよね〜。この日は仕事で大阪に行ってるとのことだったので、会えなかったけど、来年はベスト・アルバムを出す予定などもあるらしい。またゆっくり会いたいな〜。

PATAがくれたRa:INのライヴのチラシ。詳しくは、HPをチェック! http://www.rain-web.com/

2008年11月23日

 ラフォーレ原宿D’ESPAIRSRAYのトークイベントがあり、そのMCをする。21日のライヴのあと楽屋に行ったら、HIZUMIくんが「俺たち、からみづらいですよ」っていうのね。その時は、「困ったときは、TSUKASAくんにフルから大丈夫だよー」といってたんだけど、みんなちゃんとしゃべってくれて、よかった。きゃあきゃあワイワイという雰囲気ではないけれど、ああいうほんわかまったりなトークも彼らのキャラが出ていて、楽しいと思ったよ。

 いろんな話題が出たトークライヴだったけど、わたしが一番興味シンシンだったのは、フラフープの話。PVの待ち時間にみんなでやってたというんだけど、HIZUMIくんは「俺、下手ですよ。3回くらいしかできないから」というのね。TSUKASAくんとKaryuくんは、永遠にやってられるくらい?の達人らしい。ん〜、部屋にあるのに(ダイエットに効果があると聞いて、購入したの)、全然できないわたしとしては、思わずみんなを尊敬のまなざしで見てしまったわ。

 昨年のJ−ROCKレボルーションでライヴを見たとき、「すっごくカッコよくなってるな」と、強烈な印象を持ったD’ESPAIRSRAY。今年になってからも何回かライヴを見てるけど、ホントにすごくいいバンドだと思う。音に厚みがあって重いのに、メロはしっかりしてて楽器隊の音もクリア。ニュー・シングル「HORIZON」もすっごくいい曲なので、おすすめだよ〜!

2008年11月21日

VidollO−EAST
D’ESPAIRSRAYO−EAST

 実は、同じ事務所に所属している2バンドのツー・マン。どちらももうすぐシングルが発売で、現在、絶賛アルバムのレコーディング中と、同じような状況なのが面白い。そして、両バンドともニュー・シングルの曲をプレイしてくれた。音楽性はちょっと違うけれど、どちらもライヴがカッコいいバンドなので、楽しかったよ。

2008年11月20日

 S.Q.Fの取材。久しぶりに会うmichi.くんは、エクステンションをつけて漆黒の長髪になっていた。ニュー・アルバム「DIAMOND」のジャケットは、その長髪+ゴシック調の衣装で、まるで西洋の貴族のようだよ。

 取材が終わってから、以前、michi. with MachLiDARZの打ち上げで、今、大ブレイク中のはるな愛ちゃんのお店に行った時の話になる。michi.くんは以前からの知り合いで、その時もたしかイベントのMCを愛ちゃんがやってた関係で、オープンしたての彼女のお店に行ったのだった。「最近は、寝る時間もないっていってました」とmichi.くんが教えてくれたけど、あれだけテレビに出てたら本当に寝る暇なんてないと思う。愛ちゃんのお店のお好み焼き、おいしかったな〜。


2008年11月11日

 Versaillesの取材。この日記にも書いたけど、アルバム「NOBLE」の取材は、歌が入ってなくて曲順もバラバラのまるでパズルのようなデモ・テープを聞いてという、かなりスリリングなものだった。その一件があるので、KAMIJOくんは今回、「取材前には、必ず歌入りの音源をお届けします」と約束してくれた。

 前日の夜に音が届くはずだったのだが、メールが来て「今晩、最後の歌入れをするので、明日の朝に送ります」とのこと。翌朝、パソコンを立ち上げてみたら、7時過ぎに音源データつきのメールが届いていて、8時過ぎに再び「コーラスのバランスが悪いので、こちらを聞いてください」というメールが届いていた。KAMIJOくんのこだわり具合が興味深く、思わず両方を聞き比べちゃった。

「もしかして、みんな徹夜かな?」と思ったのだが、お昼過ぎの取材に集まったメンバーは「3時間くらい寝たから、大丈夫です」と、元気だった。「PRINCE」はKAMIJOくん秘蔵のメロディを使った既にライヴや無料配信でとても評判のいい曲、新曲「PRINCESS」はドラマティックないかにもVersaillesらしい曲、インストの「SILENT KNIGHT」は聞いた瞬間に「足がつりそう」と思ったほどすさまじいYUKIくんのドラミングをはじめ、彼らの演奏力の高さがヒシヒシと伝わってくる曲。とても3曲とは思えない内容の濃〜いシングルなので、是非、彼らの音をまだ聞いたことのない人も、是非。

ここで、試聴できるよん→http://versailles.syncl.jp/

2008年11月10日

 柳ジョージさんの取材。携帯電話が大嫌いだといってたジョージさんだが、最近、周囲の要望に負けて(?)ようやく持ち始めた。その携帯電話が、取材中に鳴ったのね。「ちょっとすいません」といって電話に出たジョージさんは、なんだか険しい表情。取材が終わった後に教えてくれたのだが、それはデイヴ平尾さんの訃報だった。

 その日の夜にマスコミ発表もされたけれど、デイヴ平尾さんはゴールデン・カップスのリーダー兼ヴォーカルとして、グループサウンズ全盛時代に一世を風靡された方。音楽業界の芸暦が長いわたしも、さすがにゴールデン・カップスの現役時代は知らない。でも、以前、六本木の彼のお店でお会いしたことがあったので、その時の元気な笑顔を思い出して悲しい気持ちになった。ご冥福をお祈りいたします。

2008年11月8日

 アリス九號.の取材。アルバム・レコーディングも大詰めのアリスくんたちであるが、この日は取材日。ミーティング・ルームのテーブルの中央にたくさんドリンク・ボトルが置いてあって、いかにも長時間の取材対応という感じである。

 取材の前に、昨年の年末に、クリスマス・ケーキ製作と餅つきという季節感いっぱいの撮影をしたことが話題になる。全員が口を揃えて、「もう1年になるんですか!ついこの間のことのような気がするのに」と驚いている。きっと今年1年が充実していたから、時間の流れをとても早く感じるんだろうね。

 取材中、またわたしがアホな受け答えをしてしまったら、隣に座ってた虎くんに「こら」といって、軽くにらまれてしまった。ものすごーく年下のはずの虎くんが、一瞬、おにいさん……いや、お父さんのように見えたよ(笑)。
2008年11月7日

 BOUNTYの取材。exFANATIC◇CRISISKAZUYAくんと、シンガーのAoiくんが組んだユニットである。資料の写真を見た時から、「Aoiくんって、本当にきれいな顔立ちをしてるな〜」と思ってたのだけど、実物もホントに美しくてビックリ。思わず「日本人ですか?」と聞いてしまったら、「ライターさんには、たいていそう聞かれます」と、笑ってた。

 KAZUYAくんの作る曲はどれもメロディがとてもよくて、今回のシングル「ENDRESS WHITE」も切ないメロディが印象的で、つい何度も聞いてしまったほど。でも、取材が終わってから二人にその感想を伝えようとして、あろうことかわたしは「すごくいい曲ですね、ENDRESS RAIN」と口走ってしまった。

 ああ〜、ホントに大馬鹿者(涙)。


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