生後一ヵ月の赤ちゃん猫が二匹、うちにやってきた。
ウランの四十九日の日に、友達が教えてくれた里親募集のサイトを見ていて、突然、ひらめいた仔猫ちゃん。捨て猫だったので正確な誕生日もわからないし、親もわからないのでどんな柄に育つのかもわからない。それでも、なぜか「この子たちの親になろう!」と、思っちゃったんだよね……。
でもね、見れば見るほど、ヘンテコな顔をしてるの(笑)。きっといろんな血が混じってるからなんだろうけど、見に来た友達はみんな「めずらしい猫だね」という。わたしはたぬきとかアライグマみたいだと思うのだけど、「コウモリみたい」とか「ブルドックみたい」とか、いわれ放題(笑)。ようやく離乳食を食べ始め、ヨタヨタと歩く姿は、もぉメチャクチャ可愛い!
名前は、たぬきみたいなほうをタヌー、魔女みたいなほうをサリーと、命名。食欲旺盛で、元気いっぱいのこの子たちを見ていると、癒されるどころか、この世の中でもっとも幸せな時間をもらってる気分になる。
実は、いろいろ心配してくれる猫友達たちが、わたしに猫2匹を押しつけて、そのまま飼わせてしまおうという計画をたててたらしい。なのに、ちゃっかりタヌーとサリーを飼い始めたので、みんなちょっぴりビックリしてたみたい(笑)。
いちばん最初に見に来た人が、二匹に「暁美ちゃんがおばあさんになるまで、元気で長生きするんだよ」といいきかせているのを聞いて、ジーン……。ウランは足早に天国に逝ってしまったので、タヌーとサリーには雑種の強さを存分に発揮してもらいたいと思う。それにしても、ホントに2匹が天寿を全うする頃には、わたしもれっきとしたおばあさん。それまで一緒に楽しく暮らせると、いいな♪
夜、二匹が早々に寝てしまったので、一人でパソコンに向かって仕事をしていたら、ふっとウランの気配(というか感触)を感じた。なんとなくウランは微笑んでいたような気がしたので、きっとヤンチャな妹たちが来たことを喜んでくれてるんだと思う。この話、誰にも信じてもらえないんだけどね……。
朝起きたら、まず掃除と猫の食事の用意をする日々が、また始まるんだな〜!