そういって、二人が熱くグラスを交わしている横で、私は下を向いて小さくなっていたのだった……(笑)。
そして、夜も更け、宴もたけなわになった頃、突然、SUGIZOが椅子の上に立ち上がり
「みなさん、ご静粛に」といい始めた。
店の中にいた人たちは、「なにごとか」と彼に注目している。
「大島さんが1週間前に、満ン才のお誕生目を迎えたので、正式にここでお祝いしたいと思います」
といって、彼の音頭で一本じめをしてくれたのだ。「盛大に」というつもりが、間違えて「正式に」といってしまい、隣にいた真矢はけらけら笑っていたけど、私は恐縮してまたまた小さくなってしまっていたのだった。でも、本当に、あんなにたくさんの人にお祝いしてもらえて、とても嬉しかった。「満ン才」と、ちゃんと気もつかってくれたしね(笑)。SUGIちゃん、どうもありがとう。
結局、この日も果てしなく飲み会は続いていた。翌日、LADIES ROOM のライヴを見るため名古屋に行く予定だった私は、途中で帰ってしまったのだが、1時間でつぶれるといってたHIDEちゃんは最後まで元気で、SUGIZOと一緒にお店を出たのは朝8時頃だったらしい。でも、あれだけ楽しみにしていたんだもんね。心行くまでお酒が飲めて、みんなと話せて、すごくいい時間が過ごせたんだと思う。ちなみに、あとでSUGIZOから聞いた話だと、彼はこの日、起きたらもう夜の9時だったそうだ。みなさま、お疲れ様でした。 |
|