ウヒャヒャヒャ〜、とうとうこの連載が3ページになってしまった! といっても、それは先月号のこと。実は、何を隠そう、筆者はこのべージの原稿量を正確に知らないのだ。毎月、締め切り前になるとウツミンに「ゆばまんがしらの行数って、何行でしたっけ?」と聞くんたけど、いつも決まって「適当でいいですよ」というファジーなお答え。ま、連載の始まったきっかけが超いい加減だったから、文章量もノリ次第ということなのかもしれないけど(笑)。

 それで、先月号はついつい勢いがついてしまって、いつもの月より大幅に原稿が長くなってしまったのだ。そしたら、原稿を編集部にFAXで送った翌日、ウツミンから「原稿量が多すぎるんで、今月は3ページに増やします」というメッセージが留守電に入っていた。もぉ、このメッセージを聞いた瞬間、お腹を抱えて笑ってしまったよ。だって、原稿量が多かったからって、いきなりべージが増えちゃうなんて! ウツミンの柔軟なこの姿勢、好きだな〜(行き当たりバッタりともいうかもしれないが……笑)。

 そんなわけで、これからも気分によってページ数が変わるかもしれないけど、あまり気にせずにご愛読くださいねっ。

 HIDEとMAD GEORGEさんの生首写真が、本誌2月号の表紙を飾り、雑誌業界に波紋を投げかけたのは、まだ記憶に新しいところ。そのGEORGEさんが、アルバムのプロモーションのために、LAから日本に1週間ほど帰ってきていた。表紙撮影の時にSUGIZOがスタジオに遊びに来たことはこの連載でもお伝えしたけど、HIDEとHEATHとYOSHIKIがGEORGEさんのお店の開店バーティに駆けつけたりと、GEORGEさんとエクスタシーの仲問たちの親交は非常に深い。そこで、久しぶりの帰国である今回、GEORGEさんと親しい友人たちが集まり、みんなでゴハンでも食べようということになった。といっても、みんないろいろと忙しいので、なかなか日程が決まらない。ようやく

「今晩、集まろう」

と決まったのは、当日のタ方というバタバタ状態。でも、みんな連絡を密にとりあって、なんとか集合場所も決定した。

 この日の夕方、SUGIZOは鹿鳴館でBURST SPECIALのライヴを見ることになっていて、わたしが車で行くといったら、

「迎えに来てくれると、嬉しいな」

とオネダリしている。そこで、車で鹿鳴館に行くと、もうライヴは終わっていた。店長の遠藤さんに「もうライヴ、終わっちゃったよ」といわれたので、

「今日は、SUGIZOを迎えに来たんだ」といったら、

「うちは、待ち合わせのサテンじゃないぞ。まったくお前らは……」と、呆れられてしまった(笑)。それから楽屋に行くとKIYOSHIがいて、

KIYOSHI「俺も、久しぶりにGEORGEさんに会いたいな」

という。そこで、SUGIZOとKIYOSHIを車に乗せ、PATAが待っている事務所へと向かった。事務所に入ると、昼間、PATAと撮影の仕事が一緒だったHEATHが、ぽつんと椅子に座っている。

「GEORGEさんと一緒に、ゴハンを食べに行くんでしょ? 俺、朝から何も食べてなくて、超お腹が空いてるんだ。だから、一緒に行く」

と、ニコニコしている。でも、その時、既に夜の9時頃だったんだよ。撮影はお昼頃から始まっていたというから、HEATHは午前中に起きたはず。なのに、この時間まで何も食べてないなんて、信じられない。彼が驚異的にスリムな理由は、あんまり食事をしないからなのかもしれないな〜。

「ところで、PATAはどこにいるの?」

「向こうの部屋にいるよ」

「ひとりで、何やってるの?」
「テレビを見てる」

「テレビ〜?」

「あっ、入いんないほうがいいよ。今、機嫌が悪いから」

イラスト・ひーchan