R&R DIARY 2018年5月

 

5月31日 〜hide word FILE発売日〜

「hide word FILE」発売日。
昨日、kuzuの会に行く前(18時頃)に近所のコンビニに行ったら、まだ置いてなかったのに、今朝のウォーキングの途中にもう一度寄ってみたら、本コーナーに棚ができてた。おーっ、セブンイレブンさん、夜中に働いてるのね。

 
昨年末から一ヶ月くらいかけて、hideの言葉を捜しまくり、その後、インタビューと原稿書き。今までhideちゃん関係の原稿は山のように書いてきたし、本も作ったけど、今回、彼の「言葉」にフォーカスをあててみて、あらためてすごい感性の持ち主だったんだなと痛感した。
取材をしたり、一緒に飲んだりしていた時は、ただただ楽しくて面白くて、もったいないことに、hideちゃんのすごさに本当の意味で気がついてなかったように思う。だから、あらためて「ありがとう」をいいたくて、本の発売日に三浦霊園に行くことにした。

 
今までここには何十回も来てるけれど、いつもミュージシャンとか仕事仲間とか飲み友達と一緒で、一人で来たのは初めて。でも、なぜか、今回は一人で来たかったの。
雨の降る中、濡れないように本にビニールをかけて、hideちゃんのお墓に供えようとしたら、突然、「あ、メッセージを書こう」って思い立った。それで、ビニール傘をさしながら、お墓の前で本にメッセージを書いて、彼に届けてきた。

 
「hide word FILE」の定価は、880円(税抜き)。hideちゃんのことをあまり知らない人にも、手にとってもらえる価格なので、たくさんの人が読んでくれるといいな。と思ってたら、発売当日に重版決定だそう。
hideちゃんも、喜んでくれてるかな。
 
 

2018-05-31

5月30日 〜kuzuの会発足〜

先日のEins:Vierの打ち上げで久しぶりに会うメンバーがたくさんいて、「また飲もう♪」という話で盛り上がり、早くもこの日に実現☆
だいたい「またゆっくり飲みましょう」なんていっても実現しないことが多いこの業界、こんなにも早くに飲み会ができたのは幹事のM嬢の実行力の賜物である。
参加ミュージシャンは、Shigeru(プレゼンス〜)、LUNA(Eins:Vier)、JUN(ValenineD.C)という大阪出身ベーシスト。そして、数人の業界飲んだくれ仲間というメンバー。
なんだかんだと盛り上がり、あっという間に時刻はてっぺんを超えてしまう。わたしは翌日午前中から車を運転する予定だったので、イチ抜けしたのだけど、他のメンバーはみんな朝まで飲んだくれてたらしい。
で、このメンバーで定期的に飲もうという話になったらしく、翌日、グループLINEに招待された。グループ名は、「kuzuの会」。そのままやんけ〜(笑)。
 

2018-05-30

5月29日 〜LUNA SEAライヴ〜

LUNA SEAの29回目のバースデー@日本武道館

 
4年ぶりにリリースされたアルバム「LUV」のツアーファイナルは、毎年恒例の結成記念日。誰もが知っている大ヒット曲と、みずみずしい「LUV」からの新曲を交えて、360°客席に囲まれた圧巻のステージを見せてくれた。
それにしても、メンバー全員、見た目も動きもすごく若い。音楽に勢いがあるから若さを保てるのか、いつまでもエネルギッシュだから楽曲も常に勢いがあるのか……。どちらにしても、驚異的である。
ライヴ終演後、メンバーにご挨拶してから、星子さんと一緒に飲みに行く。星子さんとは定期的に飲んでいるのだけど、2人さしで飲んだのは久しぶり。相変わらず、パワフルにヴィジュアル系への愛を語ってくれて、元気をもらったよ。

2018-05-29

5月26日 〜defspiralツアーファイナル〜

defspiralツアーファイナル@目黒鹿鳴館

8周年、おめでとう!


ツアーファイナルは25日・26日の2DAYSライヴで、25日はアルバム「PROGRESS」「Voyage」、26日は「BRILLIANT WORLD」「TO THE GALAXY」の曲を演奏するという内容だった。
26日は最近のアルバムからの曲で、ダークで激しい曲が多い。鹿鳴館、かなり暑かったよ。
TRANSTIC NERVEのデビュー当時から取材をさせてもらっているので、彼らとも早20年!?のつきあい。その頃からしっかりとした演奏をするバンドだったけど、本当にスキルの高い大人のロックバンドに育ったなーとちょっと親御さんの気分(笑)。常に前を向いてる彼らは、ホントにカッコいい。
2階席には、hideちゃんのリザーブシートもあった。1998年5月、hideちゃんが鹿鳴館に彼らの演奏を聞きに来ることになっていたという。それ以来、鹿鳴館でライヴをやる時は、hideちゃんのための席が用意されてるんだって。律儀な彼ららしい配慮だね。

マネージャーさんに「hideさんの隣でご覧ください」といっていただいたので、hideちゃんにもビールをあげました(笑)。

2018-05-26

5月20日 〜日本動物愛護協会創立70周年〜

Vol.4からにゃんだらけが会場にご招待している日本動物愛護協会の、創立70周年記念式典。前半が講演、後半が懇親会のこの式典に、にゃんだらけスタッフと一緒に参加させていただいた。講演には作詞家の湯川れいこさんも登壇されて、興味深いお話をされていた。

 
日本動物愛護協会の「小さな命の写真展」(にゃんだらけ会場でも見ることができる)を見ると、本当に胸が苦しくなる。捨てられる命、殺される命。動物愛護にもいろいろなやり方があり、人それぞれの考え方がある。その意見を尊重しながら、少しでも動物たちのためになることに協力できればと思う。
 

2018-05-20

5月16日 〜西城秀樹さんR.I.P〜

西城秀樹さんがお亡くなりになった。
初めてプロデュースというお仕事をしたのが、西城秀樹さんのROCKトリビュートアルバムだった。秀樹さんも出演されたミュージカル「Rock To The Future」のあと、同じく出演者の中山加奈子ちゃん(PRINCESS PRINCESS)と飲んでる時に「作ったら楽しいよねー!」って盛り上がったのが、きっかけ。約40名のミュージシャンが参加したこのアルバムを制作するのはすごく大変だったけど、完成したアルバムを聞いた秀樹さんはとっても喜んでくれた。参加したロックヴォーカリスト達が口々に「僕のルーツは秀樹さん」って話していたのが、とても印象に残っている。

参加ミュージシャン/松岡充、都啓一、真矢、GACKT、橘高文彦、ハイロウズ、森重樹一、ダイヤモンド・ユカイ、GEORGE、CHIROLYN他総勢約40名


 
その後も、秀樹さんがLAでレコーディングした時、2週間の密着取材をした。スタジオはもちろん、ホテルや食事、秀樹さんが熱を出して点滴に行った病院まで、ずっと同行。大スターなのに、気さくで暖かくて無邪気で、本当に素敵な人間性に触れることができた日々は、宝物のような思い出である。

LAのホテルにて。


秀樹さんが空に旅立たれても、秀樹さんの歌と音楽は永遠です。心からご冥福をお祈りいたします。R.I.P

2018-05-16

5月15日 〜映画「HURRY GO ROUND」試写

hide 20th Memorial Project映画「HURRY GO ROUND」の試写会に行く。

うーん、不思議な映画だなー。ラストのエピソードには、本当に驚かされる。
(以下ネタバレ)どうしてそんな大切なトラックが、今まで見つからなかったのだろう……。でも、こういうことって、あるよね。ずーっと捜していても全然見つからなかったものが、ある日突然、ものすごく身近なところから見つかることって。それが単なる偶然なのか、何かの意志なのかわからないけど、そういう経験ってきっと誰もがしたことあるんじゃないだろうか。
出演している人のインタビューを聞いて、胸を締め付けられるような気持ちにもなったけど、この映画を見てよかった。
わたし自身、hideちゃんの死は、自ら何回も語っているように、「お酒を飲み過ぎて、朝、起きたら、死んでたってことになったら、笑えないよー」ってことなんだって、ずっと思ってる。わたしとの対談記事でも、ハッキリそういってるしね。だから、この映画の流れには、すんなりうなずけた。いろいろな意見があると思うけれど、それをすべてひっくるめて彼の存在の大きさなのだろうって思う。
試写会が終わった後、hideちゃんの写真をたくさん撮影してるカメラマンの菅野さんと、元hideのスタッフで地獄の軍団のメンバーでもあるまゆまゆ嬢と3人で一杯飲みに行く。「JUNK STORY」の試写会の後も菅野さんと飲みに行ったけど、やっぱりhideちゃんの映画を見た後、「はい、帰ります!」とはどーしてもなれない。
hideちゃんをよく知ってる2人と一緒に、マッコリを飲みながら、思い出話をたくさん。こういう時間もhideちゃんがくれたのかなと思うと、ホッコリするよ。
 

まだ外は明るかったけど(笑)、楽しいひとときでした。

2018-05-15

5月13日 〜母の日〜

母の日なので、母と2人で青山のサバティーニ本店に行った。
今から四半世紀も前の1993年、母と2人で2週間のイタリア旅行に行った。今、思えば、それが母との最初の2人旅行だった。当時はまだ父も祖母も元気で、家のこととか何も考えずに、のんびりと旅行ができた。その時に行ったのが、フィレンツェにある有名レストランのサバティーニ。たしか帰国してから、青山の本店や銀座の店に、父や祖母も一緒に行ったことがある。
それから25年後に、また母と一緒にサバティーニに来て、名物のTボーンステーキをモリモリ食べることができて、幸せだなーと思った。お互いに昔よりも少し食欲が落ちてしまったので、食べられなかったお肉はお持ち帰りさせてもらって、翌日に美味しくいただいた。ちょっとトクした気分♡だったよ。

 

2018-05-13

5月12日 〜Eins:Vierツアーファイナル〜

Eins:Vier@渋谷O-WEST
2011年のV-RCOK FESで復活して2年ほど活動後、昨年からまたツアーを行っていたEins:Vierのツアーファイナル。チケットはSOLD OUT、2階の関係者エリアもドアが閉まらないほどギュウギュウ。懐かしい曲もたくさん演奏して、とても盛り上がったステージだった。
90年代から彼らのライヴは何十回も見ているけど、「空気は熱いのに芯は蒼い感じ」は当時と変わらない。「音楽的ベースがUK ROCKだから、他のヴィジュアル系バンドとは一線を画する」とよく評されていたけど、音楽的背景だけではなく、メンバー3人が醸し出す独特の雰囲気が彼らの独自性をより強めていたのだと思う。

メンバーが去った後のステージには、バンドのロゴが輝いていた。


最近はライヴ後の打ち上げにはあまり出席しないのだけど(そもそも打ち上げをしないバンドが多い)、この日は知り合いがたくさんいたので、参加。久しぶりに、Eins:Vierのメンバーや、COOL JOE、TOSHI(GARGOYLE)、JUN(Valentine D.C.) 、A・O・I(SHAZNA)等、昔、よく取材させてもらったミュージシャンと話ができて、楽しかった☆。
 

2018-05-12

5月2日 夜〜ニコ生特番出演〜

献花式の後、都内某所のニコ生スタジオに移動。「hide Memorial Day 2018ニコ生スペシャル」に、出演するためである。
17時00分〜19時00分/Memorial Day座談会 3部に分かれていて、わたしは一部と二部に出演した。
第一部
▼出演者/大島暁美(音楽評論家)、吉田幸司(ROCK ANDREAD編集長)、菅野秀夫(カメラマン)
第二部
▼出演者/大島暁美(音楽評論家)、今津甲(音楽評論家)、市川哲史(音楽評論家)、吉田聡志(シンコーミュージック 取締役)
<MC>浅井博章、姉帯恒(hide 20th Memorial Project プロデューサー)

hideちゃんを囲んで、みんなで記念写真


昔からよく知ってる人ばかりのぶっちゃけトーク、話しているほうもかなり面白くて大爆笑の連続。ご覧いただいた方々、楽しんでいただけましたか?
事前にトークのネタ用のアンケートに答えたので、ここにも載せちゃお。ここに書いたネタ、ほとんど番組で話したよ。


 
 

2018-05-02

5月2日 昼〜hide20回忌献花式〜

hideちゃんの20回目の命日。CLUB CITTAで行われた献花式に参列する。会場に入場する前から、参加する人がちが列を作って並んでいて、あらためて彼の変わらぬ人気に嬉しくなる。
 

たくさんのhideちゃんファンが駆けつけた献花式


 
中に入って待機スペースのような場所で待っていたら、モニターでずっと「EYES LOVE YOU」のPVが流れていた。この曲はhideちゃんのソロデビュー曲であり、個人的にもとても思い入れのある曲である。
このPV撮影の前の晩、hideちゃんから「明日、PVの撮影があるから、舟和の芋ようかんを差し入れに持ってきて」って電話があった。それで、新宿のデパートでようかんを買って撮影所に行ったら、いきなり監督のゴッドに「人が足りないから、ちょっと来て」っていわれて、セットの中に連れて行かれた。キレイに衣装を着たモデルさんに混じって、すっぴん普段着でオロオロするわたし。ゴッドは「ただそこにいてくれればいいよ。あとで顔変えるから(ひ、ひどい……)」と、ひとこと。というわけで、「EYES LOVE YOU」のPVにエキストラ(シルエット?)出演しているのだ。
 

この飾り窓の美女のどれかが、わたしのシルエット!?


 

 それにしても、hideちゃんはなんであの時、差入れに「舟和の芋ようかん」をリクエストしたのかな。現場のバタバタの中で渡したので、hideちゃんがそれを食べてくれたのかどうかもわからない。その後、芋ようかんの話をしたこともないので、本当にhideちゃんが好きだったのかどうかも不明だ。
「大島呼ぶのに、なんか理由つけようぜ」なんて、あのいたずらっ子のような表情で、思いついたお菓子の名前をいっただけなのかもしれないなー。
あれから、舟和の芋ようかん、見かけるたびについ買ってしまう(笑)。たしかに、癖になる味なんだよねー。

 

2018-05-02