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PATA「どこでも、いいよ」 |
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PATA「え〜っ!」 |
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PATA「やだ。俺、自慢じゃないけどジェット・コースターって大嫌いなんだ」 |
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マジック・マウンテンというのは、ディズニー・ランド、ナッツべリー・ファームと並んで、LAの三大遊園地として有名なところ。しかも、ほとんどの乗り物がジェット・コースターとか絶叫系のものばかりで、若者に絶大な人気のある遊園地なのだ。その時、側でわたしたちの会話を聞いていたHIDEが、 |
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と、いいだした。HEATHも、 HEATH「いいね〜」 とニタリと笑っている(この笑顔の意味は、翌日判明する)。そして、
というHIDEのひとことで、翌日のマジック・マウンテン行きが決定した。そのやりとりをじっと聞いていたPATAは、 PATA「俺は昼間はパスするから、夜、飲みに行くときに誘いに来てね」 などと、悠長にいっていたのだが……。 ![]() 翌日12時。HIDEの家にHEATHやスタッフ総勢8名が集合した。普段はこんな時間に集まるなんて、あまりないことなんだけれど、やっぱりみんな遊園地行きが楽しみだったらしい。HIDEは午前8時に起きて、既に朝食まで食べ終えているという。みんながコーヒーを飲みながらなごんでいると、HIDEが
という、彼なりの思いやりらしい。しかし、昼間の12時という時間はPATAにとって早いらしく、虚しくコールが続くだけ……。そしたら、
と、いかにもHIDEちゃんらしい強引かつ積極的な発言。そして、わたしたち8人は、HIDEがLAで購入した58年製キャデラックという超でかい車に全員で乗り込み、一路PATAの家へと向かった。この車はなんと補助椅子が出るほど大きくて、9人は乗れるというスグレモノなのである。以前、私の5人乗りの愛車に、HIDE、KYOちゃん、J、PATA等、8人がぎゅうぎゅう詰めになって乗ったという悲惨な事件(?)があったが、今回は、快適である。みんなで 「どうやって、PATAを連れ出そうか?」 という相談をしている間、車はフリーウェイをPATAのうちに向かってひた走っていた。 |
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