ロックンロール日記
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ウラン写真ウランと会ったのは、99年5月の終わりのこと。今はなくなってしまった「ラクダス」という雑誌の取材の時、裸のGacktくんが子猫と戯れるというシチュエーションで撮影があったの。そのときにGacktくんのお相手役として来てたのが、まだ名前もないウランだった。ホントに両手のひらにのってしまうほど小さかったウランは、スタジオにいた人たち全員に大人気で、撮影の合間にいろんな人に抱っこされてた。

実は、わたし、その日の撮影の合間に携帯でボーイフレンドに「今日、会えない?」って電話をかけたんだ。そしたら、「今日はやることあるから、駄目」って冷たく断られて、ションボリとスタジオに戻ったら、ウランがトコトコと走ってきて、わたしの胸にぎゅっと抱きついてきたの。他の人がウランを抱こうとしても、わたしの胸にしがみついたまま離れないんだよね。それで、もう、「これは運命の出逢いかも」って思ってしまったというわけ。ウランはタレント猫だったけど、実はちゃんと値段がついて売られていたのね。 それで付き添いで来てたペットショップの人にいろいろ話を聞いたんだけど、レコード会社の人に「生き物を飼うんだから、ちゃんと冷静に考えてから決めたほうがいい」といわれて、その場で返事をするのはやめたんだ。

でも、家に帰ってからも頭の中はウランのことでいっぱいで、夜も「こうしているうちに、他の人に買われてしまったらどうしよう」と思うと、まったく眠れなかった。冷静に考えると、夜中なんだから店は閉まっているはずなのに、「誰かが電話で欲しいっていうかも」なんて真面目に考えて心配してた。それで、朝いちばんにペットショップに電話をして、「あの猫、買います!」といい、めでたくウランはうちにやってくることになったのだ。

つまり、わたしは、「猫が飼いたかった」わけでも「ペットが欲しかった」のでもなく、「ウランが欲しかった」んだよね。今でも、あの時、ウランと出逢えて本当によかったと思ってる。運命の女神さまに、大感謝!