R&R DIARY

 

1月1日 〜連載開始から31年目! この日記について〜

あけましておめでとうございます。2018年が、始まりました!
このロックンロール日記は、1988年に音楽専科社の雑誌「P5 」の連載記事としてスタートしました。その後、1991年に創刊された音楽専科社のSHOXXに連載の場を移し、単行本を3冊出版。1997年からはweb版として、このESPミュージカルアカデミーのホームページ内にも、掲載させていただいておりました。なんと、今年で連載31年目に突入することになります。
その間、本当にたくさんの経験をさせていただき、楽しくお仕事をしてくることができました。音楽業界〜ヴィジュアル業界は日本経済よりも遅れてバブルの時期を迎えたので、90年代は毎月のように海外に取材に行ったり、豪華な打ち上げパーティに招待されたり、数えきれないほどの素晴らしい時間を過ごすことができました。
けれど、2000年代後半から音楽業界も雑誌業界も当時の勢いをなくし、あんなにたくさんあった音楽誌も次々と休刊になってしまいました。SHOXXでのロックンロール日記の連載が終了した2年後の2016年には、SHOXX自体も休刊になってしまいました。
音楽雑誌の仕事が減っていくにつれて、多くの仕事仲間はwebという新しいメディアに活躍の場を移していきましたが、わたしは今までと違う新しいことをやってみたいなと思い始めていました。それが、数年前から漠然とアイデアを温めきた「にゃんだらけ」です。
ロックンロール日記は「普段は見ることのできないミュージシャンの素顔をこっそりお知らせする」というコンセプトで連載していましたが、近年はSNSが人気となり、ミュージシャン自身がいろいろなことを発信するようになってきました。それで、「ロックンロール日記の役目は、終わったんじゃないかな」と思うようになって来たのも、事実です。
そんなことを考えていた2017年7月、にゃんだらけVol.4の開催を控えて超忙しい日々が続き、ロックンロール日記の更新を一ヶ月半以上空けてしまいました。誰と約束したわけでもないのですが、「ロックンロール日記の更新は、最遅でも雑誌ペースと同じく一ヶ月遅れ」と自分の中で決めていたので、これはちょっとショックでした。
それで、2017年12月に、ずっとお世話になっているESPの日記担当の方々とお会いして、自分の気持ちを伝えました。正直、更新も遅いし音楽の話も減ってしまったので、もうこの日記を読んでくれる人はそんなにいないだろうと思っていました。ESPのホームページにとっても、お荷物なんじゃないだろうかと思っていたのです。
ですが、担当の方から、今もこの日記を読んでくださっている方がたくさんいることを聞きました。アーカイヴもかなりの量になりますし、ページを訪れてくれる方は今もたくさんいてくださるのだそうです。物書きとして、読んでくださる方がいらっしゃるのは、本当にありがたいことです。担当の方に、「無理のないペースで、続けてくれればいいですよ」とおっしゃっていただけたので、お言葉に甘えて、もう少し続けていくことにしました。
もちろん、雑誌ペースの更新を維持していけるように、できればもう少し速いペースで、書いていけるように頑張ります←と、毎年年始にいってるような気がしますけど(笑)。みなさま、引き続き、ロックンロール日記をよろしくお願いいたします。
 
 

2018-01-01