R&R DIARY

 

8月16日 〜津波に襲われた猫ちゃんその後〜

7月28日の台風12号で、湯河原吉浜海岸が大きな被害に遭ったことはこの日記にも書いたけど、実は、そのすぐ隣の福浦漁港もすさまじい被害に遭っていた。
波は防波堤を超えて、道路や駐車場にまで押し寄せたらしい。陸に揚げて固定されていた漁船は軒並み横倒し、ガードレールはひしゃげ、飲料の自動販売機も流されたという。
 

波の力で押し曲げられた柵。


 
福浦漁港にはよく朝のウォーキングで行くのだけど、ここの駐車場係員のオジサンは大の猫好き。いつもチャトラの猫がちょこんとそばに座っていて、時には係員ボックスの中に入れて膝の上にのっけているらしい。
 
駐車場の係員ボックスの前に、オジサンに可愛がられてる猫ちゃんがのんびりと寝っころがってます/津波前

駐車場の係員ボックスの前に、オジサンに可愛がられてる猫ちゃんがのんびりと寝っころがってます/津波前


 
しかし、津波でしっかり固定されていた駐車場係員ボックスが流されてしまった。2日後に見に行ったら、ボックスは跡形もなく、オジサンも猫の姿も見えない。人的被害のニュースは聞いていないので、オジサンも猫も無事だとは思うのだけど。
 
あ、いました! いつものびのびしてる猫ちゃんが、車の下に隠れてる。

あ、いました! いつものびのびしてる猫ちゃんが、車の下に隠れてる。


 
翌日。猫ちゃんは駐車場ボックスの近くで、ひなたぼっこしてた。

翌日。猫ちゃんは駐車場ボックスの近くで、ひなたぼっこしてた。


 
数日後、オジサンは流されたボックスの跡地に折り畳み椅子を置いて、しっかり商売を再開してた。猫ちゃんもいる。オジサンは駐車場にやってくるお客さんに津波のすごさを語っていて、なんだか語り部みたいになっていた。のどかで、たくましくて、いいなぁ。寒くなる前に、ボックスが再建されるといいね、猫ちゃん。
 

まさにボックスがあった場所に(固定ロープが残ってる)、猫ちゃんがおります。


 
 
 
 
 

2018-08-16