R&R DIARY

 

6月1日〜LUNA SEAライヴ

LUNA SEA 30th anniversary LIVE -Story of the ten thousand days- @日本武道館
結成30周年記念ライヴである。その間に「終幕」期間はあったものの、復活してから常に進化し続ける彼らの真骨頂を見せつけられたライヴだった。
まず驚いたのは、今年のはじめに病で手術を受けたRYUICHIが、以前よりもさらにパワフルで若々しい声を披露していたこと。まさに「不死鳥」という言葉がふさわしい堂々たる歌声だ。
中盤の「FACE TO FACE 」では作曲者のINORANがギターを置いて、スケルトンのパーカションを全身の力をこめてプレイ。重低音のリズムが響く原曲のアプローチを、さらに増幅させた実験的なアレンジで圧巻のグルーヴを見せつけた。
さらに、真矢のドラムソロでは、4人の和楽器奏者が登場。ドラムと和楽器が絶妙なタイミングで絡み合い、音の「間」を迫力に変える今までに見たことがないドラムソロだ。能楽師の家庭に育った彼だからこそ成し得るパフォーマンスである。
新曲はもちろんのこと、他にも新しい挑戦があちこちに散りばめられ、30年を迎えてもなお進み続けるLUNA SEAの姿には、360度の客席を埋め尽くした観客も完全にノックアウトされていた。
30年を迎えてさらに新境地に挑戦し続けるLUNA SEAは、12月にニューアルバムのリリースも予定しているという。次は、どんな作品が生まれてくるのか、とても楽しみである。
 

 

2019-06-01