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6月20日→25日〜小笠原旅行記(文章編)

小笠原旅行記
ずーっと前からとても行きたかった念願の小笠原に、行ってきたよー!
そんなに行きたかったのに、なぜ重い腰がなかなか上がらなかったのかというと、片道船に24時間乗らないと行けないという本当の秘境、絶海の孤島だから。だって、イマドキ、東京から片道24時間かかる場所なんて、あまりない。地球の裏側の南米だって、単純な移動時間だったら24時間かからないからね。←トランジット時間は、入れない。
 
しかも、わたしは、小さい頃から乗り物酔いするタイプで、小学生の頃はタクシーやバスに乗るのも好きじゃなかった。特に、船の揺れにはかなり弱い。ニューカレドニアに行った時、白砂の無人島でバーベキューをするという最高のシチュエーションなのに、みんなが盛り上がってる側で、船酔いして横になって何も食べられなかったという悲しい思い出があるほど。でも、「行ける時に行っておかないと」と決心して、とうとう行くことにしたんだ。
 
小笠原に行くには、おがさわら丸という船に乗って行く以外に選択肢はない。船は夏休みシーズン以外はたいてい6日間タームで運行しているので、延長する以外、小笠原の父島には3泊しかできない。行き帰りの船で2泊、島で3泊の5泊6日間コースが、ベーシックな旅程である。
 
おがさわら丸は3年前に3代目になり、一万トン以上とかなり大型船の上、横揺れ防止装置がついている。船酔いを心配して個室を奮発したので、全然気持ち悪くならなくて、快適な船旅を過ごすことができた。最初の3−4時間は、周りが早くも酒盛りを始めているのに、「酔ったらこわい」と思って自重していたのだが、そのうちにヘーキでビールや焼酎をバンバン飲んで、いい気持ちになって寝てしまった。船の適度の揺れが気持ちよくて、快眠できたよ。

8デッキまであって、定員892名。豪華客船まであとちょっと……というくらい、ちゃんとしたクルーズが楽しめます。


 
わたしが乗った船は、たまたま年に一度の八丈島寄港船で、八丈島の底土港からもたくさんの親善訪問団の方々が乗船してきた。第二次世界大戦中に八丈島から動員されて戦死した方々の慰霊と、小笠原との親交を深めるために、毎年、八丈島の人たちが小笠原を訪問しているのだそう。波止場ではお見送りの太鼓演奏があったり、テープが飛び交ったり、船の上からだけど八丈島を見ることができて、トクした気分である。
 
東京はどんより梅雨の真っ最中だけど、事前情報ではこの時期の小笠原は梅雨が明けてギラギラな夏……のはずだったんだけど、今年は梅雨前線がなかなかしぶといらしく、梅雨明けしてなかった。青い海、青い空、ギラギラ照りつける太陽、太平洋に沈む夕陽、満天の星空を期待していたのだけど、初日と二日目は時折晴れ間は見えるものの、基本的にはどんより。でも、めげずにレンタカーを借りて、島のあちこちを勢力的に回ってみた。
 
シュノーケリングのセットを持って行ったので、「小笠原海辺であそぼうMAP」に載っているビーチ8つを全部制覇。さらに地元のサーファーに聞いた地図に載っていない「焼き場海岸」にも行ったり、小笠原の海をあそび尽くしたよ。

それぞれビーチには個性があって、どこもとっても魅力的。個人的に気にいったビーチは、ここ。
・のんびりするなら→絵に描いたような白砂のビーチが続くコペペ海岸。
・シュノーケリングするなら→大きな湾になっていて、珊瑚とお魚の天国→宮之浜。
・のんびり+シュノーケリング→右側の小さな岬を超えるとコペペ海岸で、そこに行くトンネルが楽しい→小港海岸
 
2日目の夜には、町の広場で小笠原返還記念祭が行われていた。6月26日は小笠原がアメリカから返還された日で、毎年、その前後の土曜日にお祭りが開催されるとのこと。ステージでは島民の演奏やダンス、郷土芸能が催され、会場には屋台もたくさん出ていて、なんだかなごやかで楽しかったよー。おがさわら丸の中で聞いた島唄を歌うシンガーokeiさんがステージのラストに、小笠原古謡を基調にした歌を披露。子供達も一緒に踊って、ほっこりなステージだった。
 
夢のように楽しかった小笠原。後半はようやく太陽も顔を出して、最終日の夜は満天の星空を満喫できた。
船が小笠原の二見港を出港するとき、たくさんの地元の船が並走して、盛大に見送ってくれるのが感動的だった。小笠原ではお別れする時、「さようなら」とはいわず、「いってらっしゃい」というの。「いってらっしゃい」の大合唱の後、船に乗って手を振っていた地元の方が次々と海にダイブ! その瞬間、本当に「また来たい!」って、思ったよ。

青い空と白砂ビーチ。ここは沖に沈没船が鎮座する境浦海岸。


 
 

2019-06-20