7月2日 〜猫の出産〜
朝5時に、知り合いから「1匹目が生まれた!」という興奮気味の電話がある。飼い猫が脱走した時に妊娠してしまったらしく、逆算するとそろそろ臨月ではないかという話は聞いていた。
すぐに飛んで行くと、ちょうど3匹目が生まれるところ。母猫は終始落ち着いていて、喉をゴロゴロ。先に生まれた二匹はまだ目も開かず、体毛も濡れてるのに、母猫のおっぱいに吸いついてる。
穏やかな表情のまま、母猫が4匹目をポコっと出産。赤ちゃん猫は繭みたいな胎盤に包まれていて、母猫が舐めて食べてあげて、初めて空気に触れるみたい。その瞬間、みゃあというかすかな鳴き声。朝日の中、それはそれは神々しい光景だった。
結局、母猫は5匹の子猫を出産。猫のお産は初めて見たけど、まったく苦しむこともなく、ゆったりと産んでいく姿に感動した。人間のお産はとっても苦しいのに、野生の動物たちは外敵から身を守るのに精一杯だからか、ものすごく自然に産んでいくところがすごい。
2017-07-02